更新日: 2024.10.10 その他家計
会社で「2リットルの水」を飲むのですが、水筒で持っていくと重くて通勤がつらいです…。出社のたびに買うと年間いくらになりますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
出社のたびに2リットルの水を購入した際の年間費用
出社時に2リットルペットボトルを購入する場合の費用を計算してみましょう。1本あたりの価格は108円 、1年間の購入日数は平日のみを想定して5日×52週で260日とします。
この条件で年間費用を計算すると
・108円×260日=2万8080円
つまり、年間で約2万8080円の費用がかかることになります。
毎日2リットルの水を持参する場合の水道代
2リットルの水を毎日出社時に家から持参する場合の水道代を計算します。
東京都水道局より、水1リットルあたりの単価を0.24円とします。まず、260日間の合計水量は下記の通りになります。
・2リットル×260日=520リットル
次に、この水量に対する水道代を計算します。
・520リットル×0.24 円/リットル=124.8 円
したがって、260日間毎日2リットルの水を持参する場合の水道代は約124.8円です。
水筒とペットボトルの重さ比較
水筒を選ぶ際に、重さは大きなポイントになります。特に、毎日持ち運ぶことを考えると、その差は大きなものになるでしょう。満タンの水が入った2リットルの水筒とペットボトルの重さを比較してみます。
2リットルの水筒の重さ
2リットルの水筒を満タンにすると、中の飲み物だけで約2キログラムの重さになります。水筒自体の重さは素材によって異なりますが、ステンレス製のものは約1キログラム前後、プラスチック製のものは約500グラム前後です。
例えば、本体重量が1キログラムあるステンレス製の水筒を2リットル満タンにすると、総重量は約3キログラムになります。
2リットルのペットボトルの重さ
2リットルのペットボトルの重さは、同じく中の飲み物だけで約2キログラムになります。空の状態では、ペットボトル自体の重さは約50グラムとのことです。2リットルの水が入ったペットボトルの総重量は約2.05キログラムになる計算です。
2リットル水筒を選ぶ際のポイント
2リットルの水筒選びは、自身のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが大切です。
【飲み口のタイプ】
水筒には「直飲み」と「コップ付き」の2種類があります。使用シーンに応じて適したタイプを選びましょう。
・直飲みタイプ
スポーツなどで急いで水分補給をしたい方には、直飲みタイプが便利です。多くの直飲み水筒はワンタッチでふたが開き、素早く飲むことができます。細い飲み口であれば、勢いよく傾けてもこぼれにくいでしょう。
・コップ付きタイプ
アウトドアやピクニックで家族や友人と飲み物をシェアするのに適しています。コップ付きの水筒は保温機能があるものが多く、冬場でも使いやすいです。また、コップ付きは飲み口に直接口を付けないため、衛生面が気になる方にもおすすめです。
【口径の広さ】
水筒の口径が広いと、氷を入れやすく、内部の洗浄も簡単です。一般的には口径が8センチメートル程度あれば、手やスポンジが届きやすく、底までしっかり洗えるとされています。氷を入れる場合は、口径が4.5センチメートル以上のものが適しているようです。大きめの氷を使う場合は、口径が5センチメートル以上のものを選ぶとよいでしょう。
【素材】
2リットルの水筒には、主に「ステンレス製」と「プラスチック製」の2つの素材があります。
・プラスチック製
軽量で持ち運びやすく、ほとんどの製品が約500グラム前後と軽いです。たっぷりの飲み物を入れても負担が少なく、外出時に便利です。ただし、プラスチック製の水筒は温かい飲み物に対応していないことが多く、ステンレス製に比べて保冷機能も劣る傾向にあります。また、氷を入れると表面に水滴がつくことがあるため、注意が必要です。
・ステンレス製
温かい飲み物を持ち運びたい方や保冷機能を重視する方には最適です。ステンレス製の水筒は、重量が1キログラム以下のものを選ぶと扱いやすいでしょう。保冷・保温機能が高いため、氷が溶けにくく、表面に水滴がつきにくいのが特徴です。
2リットルの水を出社のたびに購入すると年間で約2万8080円の費用がかかる可能性がある
2リットル108円の水を平日出社のたびに購入する場合、年間で約2万8080円の費用がかかる計算となります。自宅の水を持参する場合の水道代は約125円であるため、毎日2リットルのペットボトルを購入すると、年間でかなりの金額になります。
水筒を持ち運ぶことで経済的な負担を減らし、環境にも優しい生活を送ることができるでしょう。
出典
東京都水道局 節水について よくある質問 節水について 家庭でできる節水方法と節約できる金額を教えてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー