更新日: 2024.10.02 家計の見直し
3人家族の食費が「毎月8万円」で家計が苦しいです…月2回夫婦で居酒屋に行っていますが「宅飲み」に変えるといくら節約できますか?
宅飲みに変えるとどれくらい出費が減らせるのか知っておくことで、今後の節約の参考になるでしょう。今回は、3人家族の食費の平均や居酒屋飲みから宅飲みに変えるとどれくらい節約できるかなどについてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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3人家族の平均食費はいくら?
総務省統計局が公表している「家計調査 家計収支編(2023年)」によると、勤労者世帯かつ世帯主が60歳未満の世帯の平均食費は、3人世帯で1ヶ月8万2606円でした。
もし食費が8万円の場合は、平均額よりも少ない結果です。また、食費のうち項目ごとの月平均費用は表1の通りです。
表1
項目 | 金額 |
---|---|
穀類 | 6290円 |
魚介類 | 4492円 |
肉類 | 8082円 |
乳卵類 | 4036円 |
野菜・海藻 | 7530円 |
果物 | 2316円 |
油脂・調味料 | 3702円 |
菓子類 | 7674円 |
調理食品 | 1万2460円 |
飲料 | 5593円 |
酒類 | 3384円 |
外食 | 1万7046円 |
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編(2023年)」を基に筆者作成
表1から、外食費用が食費の最も大きな割合を占めていることが分かります。つまり、食費の節約しやすい項目も外食費用だといえるでしょう。もし8万円でも生活費が苦しいときは、まず外食に関する費用を減らせないか検討することも方法のひとつです。
居酒屋から宅飲みに変更するといくら節約できる?
独立行政法人中小企業基盤整備機構の「市場調査データ 居酒屋(2024年版)」によると、居酒屋1回の利用にかける費用で最も多い割合は3000~5000円未満で44.9%でした。次に多い割合は2000~3000円未満で26.3%です。
多くの方は、居酒屋で飲むたびに少なくとも3000円以上使用していることになります。仮に夫婦で3000円ずつ、合計6000円使用していると、1ヶ月に2回行けば1万2000円の出費です。
居酒屋をすべて宅飲みにすると、毎月1万2000円の出費をおさえられます。缶ビールが1本200円、1回の宅飲みにつき1人1本ずつ飲むとすると、1ヶ月のビール代は800円です。おつまみを家にあるもので済ませられれば、居酒屋に行った場合と比べて1万1200円の節約ができる計算です。
食費を節約するコツ
食費を節約するには、無駄な食材を購入しないようにする必要があります。余分なお金を持っていくと、ついあれもこれもと買ってしまう事態にもなりかねないので、食材を購入するときはおおよそ必要な分だけお金を持っていきましょう。
また、1週間分の献立を先に決めて購入すると、必要な材料が何か事前に分かっているため、買いすぎを防止できます。1週間分のまとめ買いをすることで食品を購入する頻度自体も減らせるため、材料を買いに行ったときの「ついで買い」の回数も減らせるでしょう。
なお、食費の節約は無理をしないことも大切です。安価な食材ばかりのメニューになったり食事の回数を減らしたりすると、食費は節約できてもストレスになってしまう可能性があります。あくまでも、ストレスに感じない範囲でできる節約方法を実践しましょう。
宅飲みにすると1万円以上節約できる可能性がある
総務省統計局の調査データによると、3人世帯における食費のなかで最も多い割合を占めている項目は外食費でした。特に、居酒屋へ定期的に通っていると、1回につき3000円以上の支出が発生するケースもあります。
少しでも食費を節約したいのであれば、居酒屋ではなく宅飲みにすることで1万円以上支出を減らせる場合もあるので、夫婦で話し合って検討してみましょう。
食費の節約は、外食を減らすだけでなく食材の買い方を工夫するだけでもできます。負担に感じすぎない範囲で、できる節約から試してみることも選択肢のひとつです。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号3-1 世帯人員別
独立行政法人中小企業基盤整備機構 J-Net21 市場調査データ 居酒屋(2024年版)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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