更新日: 2024.10.10 その他家計

ネット広告で「工事不要のエアコン」をよく見かけます。手軽に設置できて工事も不要らしいので買い替えたいのですが、何か注意点はありますか?

ネット広告で「工事不要のエアコン」をよく見かけます。手軽に設置できて工事も不要らしいので買い替えたいのですが、何か注意点はありますか?
工事不要で手軽に使えるポータブルクーラーが注目されています。比較的リーズナブルで導入しやすく、リビングやキッチン、脱衣所などさまざまな場所で使える点も大きな魅力です。
 
本記事では、ポータブルクーラーの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。移動可能でリーズナブルな価格のエアコンに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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工事不要のエアコン「ポータブルクーラー」とは

ポータブルクーラーは、クーラー本体と室外機が一体になった移動式エアコンです。「スポットクーラー」や「スポットエアコン」とも呼ばれます。室内機と室外機が一体であるため、工事なしで簡単に使用できるのが特徴です。冷房機能に加え、除湿機能を備えたモデルもあり、価格も比較的手頃です。
 
多くの製品にはキャスターが付いており、日中はリビング、夜は寝室など、必要に応じて移動させて使えます。

 

ポータブルクーラーのメリット

ポータブルクーラーは、設置工事が不要で、必要な場所に簡単に移動できるうえ、価格も比較的手頃というメリットがあります。これらのメリットを理解することで、壁掛けエアコンとの違いがはっきりし、自分のニーズに合った選択がしやすくなります。
 
本項では、ポータブルクーラーの3つのメリットについて確認していきましょう。

 

設置工事が不要

ポータブルクーラーのメリットの一つは、設置工事が不要なことです。一般的に壁掛けエアコンは、専門業者や家電量販店に依頼して本体と室外機の設置工事を行う必要があります。
 
しかし、ポータブルクーラーはコンパクトな移動式エアコンで室外機と一体型です。そのため、設置工事なしで、購入後すぐに使用を開始できます。

 

別の部屋でも使える

ポータブルクーラーは、コンパクトなサイズで、多くの製品にはキャスターが付いています。そのため、リビングはもちろん、キッチンや寝室、脱衣所、子ども部屋、和室など、必要な場所に移動して簡単に使用できます。

 

手頃な価格の製品が多い

壁掛けエアコンは通常5~10万円ほどですが、新型で機能が豊富なモデルでは20万円前後になることもあります。また、工事費が1〜2万円ほどかかる場合があります。
 
一方で、ポータブルクーラーは3~5万円ほどで購入可能で、比較的手頃な価格です。物価が高騰している時期でも、手軽に購入できる点が魅力です。

 

ポータブルクーラーのデメリット・注意点

ポータブルクーラーを検討する際は、メリットだけでなく、デメリットや注意点も把握しておくことが大切です。壁掛けエアコンに比べて冷房性能が劣ることや、運転音が気になるといった点を理解しておくことで、購入の判断がしやすくなり、後悔するリスクを減らすことができます。
 
この記事では、ポータブルクーラーのデメリットと注意点についてご紹介します。

 

一般的なエアコンに比べ冷房性能が劣る

ポータブルクーラーのデメリットは、壁掛けエアコンと比べて冷房性能が低い点です。コンパクトで室外機と一体化しているため、壁掛けエアコンほど効率的に熱交換ができず、部屋全体を冷やすには不向きです。
 
したがって、部屋の広さや温度によっては、十分に室温が下がらないこともあります。

 

排気ダクトの設置やドレン水の排出が必要

ポータブルクーラーは、本体から熱が出るため、排気ダクトを設置して熱を室外に出したほうが部屋を効率的に冷やせます。排気ダクトを設置する場合は、窓に専用パネルを取り付ける必要があり、多少の手間がかかります。また、製品によってはドレン水(結露水)の排出が必要です。

 

運転音が気になることがある

壁掛けエアコンでは、室外機から「ブーン」という音が発生しますが、ポータブルクーラーは室外機が一体型のため、本体から音が出ます。
 
壁掛けエアコンの室外機ほど大きくはないものの、環境によっては音が気になることもあるため注意が必要です。もし音が気になる場合は、静音タイプの製品を選ぶとよいでしょう。

 

工事不要のエアコンは便利! デメリットや注意点も踏まえて判断しよう!

ポータブルクーラーは、壁掛けエアコンと比べてリーズナブルで、工事不要で手軽に使えるのが魅力です。移動ができるため、必要な場所で簡単に使用可能です。
 
部屋を効率よく冷やすためには排気ダクトの設置が必要ですが、業者に頼らず自分で取り付けることができます。移動式エアコンに興味がある方は、メリットだけでなくデメリットや注意点も踏まえたうえで検討してみてください。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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