確実に貯蓄できている人に共通しているお金の使い方
配信日: 2019.01.11 更新日: 2024.10.10
さて、なかなか貯蓄ができないという人が多い一方で、確実に貯蓄ができている人もいます。いったい何が違うのか。貯蓄できている人に共通する事項を挙げてみます。
執筆者:新井智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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賢く使うことができる。
貯蓄ができている人に共通すること。それは「自分自身をよく知っている」ということです。自分が何をすれば満足するのか。自分は将来どうなりたいのか。そのためには今何をするべきか……。自分の状況を把握できている人は、お金の使い方もスマートです。
例えば、自己投資として、資格を取るための勉強にお金を費やすなど。ただし、ここで大事なのは、資格取得だけを目的にするのではなく、その資格を取った後にどのような人生を歩みたいか。そこまで設計できていることです。
お金をかけ、苦労して取った資格を「死格」にしている人を多く目にしますが、とてももったいないことです。
大切に使う。
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、実にうまく言い表したものです。例えば、一生ものの時計や高額な服などには、それ相応の良さがあります。
買った側も手入れを怠らず、常日頃大切に扱おうという気持ちになります。また、それを持つにふさわしい自分になろうと努力もするでしょう。結果として、お金では買えない、自分自身を磨くことにつながっていくのです。
確かに節約は大事ですが、お金をかける価値があると納得しているものに対しては、お金をかけるべきでしょう。その分、他の興味のないことは、節約すればいいのです。そうしたメリハリある行動が、無理のない確実な貯蓄の近道となるのです。
衝動買いはしない。
例えば、ふらりと立ち寄ったセレクトショップで、気に入った洋服があったとします。セレクトショップですので、ほぼ1点もの。もしここで買わなかったら、もう二度と出会えないかもしれません。しかし、それは今あなたにとって、本当に必要なものなのでしょうか?
こうした場合、一度家に戻り、冷静になって考えることをおすすめします。
「家のクローゼットの中に似たようなものはないか?」そして、もしその服を買ったとして、「他のアイテムと合わせられるのか?コーディネートの幅がどのくらい膨らむのか?」そうしたことを総合的に判断したうえで、それでもほしいと思うのであれば、次の日お店に行って購入すればいいのです。
すでに売れてしまっていたとしても、それはそれで「縁がなかった」と割り切ることです。服はとくに、気づかぬうちにどんどん増えていくものです。家のスペースはただではありません。1つ買うなら1つ捨てる。そういう考えを持つことも大事でしょう。
お金の使い方がうまくなると、貯めることができるようになる。
お金を上手に使えるようになると、毎月貯められる額が具体的に見えてきます。そうなったら次は、貯蓄や投資の情報をチェックしながら、どのように貯めていくか考える段階です。
ここで大切なのは、流行りに乗らないことです。どんな貯蓄方法があるのか。投資商品にはどんなものがあるのか。じっくり研究して、納得のいく手段を選択しましょう。
自分自身を知るということは、簡単なようでなかなか難しいものです。時間のある時に、「私はこうなりたい」という将来の姿を描いてみてはいかがでしょうか。そして、いつまでもブレない自分であることが大切です。
Text:新井 智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者
一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー
住宅ローンアドバイザー
証券外務員