更新日: 2024.10.12 その他家計
60代になって「和食」以外が食べられなくなってきました…。洋食や中華料理よりも安上がりでしょうし、和食だけの生活もいいですよね?
そこで気になるのが、和食の栄養バランスや食事にかかる費用です。本記事では、和食の健康面や費用面について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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和食は栄養バランスがとりやすいといわれている
和食は栄養バランスがとりやすい食事といわれています。主に、魚や野菜、豆類、発酵食品が中心で、それぞれの食材が持つ栄養素を摂取できます。例えば、魚には良質なタンパク質やオメガ3脂肪酸などが含まれており、動脈硬化の予防に役立つでしょう。
また、野菜にはビタミン類やミネラル類、食物繊維などが豊富に含まれており、消化をサポートしながら体調を整える効果が期待できます。さらに、豆類には植物性のタンパク質が含まれており、発酵食品には腸内環境を整える乳酸菌が含まれています。豆類や発酵食品の摂取は、免疫力の向上や消化器官の健康維持に役立つでしょう。
「まごわやさしい」という言葉があるように、和食では豆類やごま、わかめなどの海藻類、野菜、魚、しいたけなどのきのこ類、いも類などの食材をバランスよく摂取できます。さまざまな栄養素を一度の食事で摂取できるため、生活習慣病の予防にもつながります。
なお、和食は一汁三菜といった形式で構成されるという特徴があり、自然に多様な食材を使用でき、栄養の偏りを防ぐことが可能です。和食はおいしいだけでなく、健康的で栄養バランスがとりやすい食事スタイルといえるでしょう。
年齢を重ねると脂っこい食事が負担になるケースも
60代になると体や体調の変化に伴って食の好みも変わりやすくなるといわれています。特に、脂っこい食事を負担に感じるケースが多くあります。
洋食や中華料理のように、油を多く使った料理は消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけやすくなります。一方和食は比較的消化しやすく、胃腸にかかる負担が少ない傾向にあるため、年齢を重ねた方にとって理想的な食事といえるでしょう。
また、和食は、魚や野菜、豆類など、低脂肪で栄養価の高い食材を使うことが多く、煮る、蒸す、焼くといったシンプルな調理方法が多いため、脂質の摂取量が抑えられます。脂質の摂取量が少ないため、消化がスムーズになり、満腹感を得ながらも体に優しい食事が楽しめます。
なお、洋食や中華料理は、バターやクリーム、揚げ油を多用するのが一般的です。そのため、食後に胃もたれを感じやすくなる場合があります。胃もたれが原因で、年齢とともに洋食や中華料理を避け、和食を好むようになる方もいるでしょう。和食は基本的に低カロリーでヘルシーなため、健康や体重の維持にもつながります。
和食の自炊で節約も期待できる
和食は、工夫して自炊をすることで節約が期待できる食事です。特に、旬の野菜や魚を使用すれば、コストを抑えつつ栄養価の高い食事を楽しめるでしょう。
一般的に季節の食材は市場に豊富に出回るため、比較的安価で手に入ることが多く、素材そのもののうまみを生かしたシンプルな調理法が主流のため、調味料や油を多く使わない点も節約に貢献すると考えられます。
和食だけの生活でも、栄養バランスを保つためには、食材のバリエーションを増やすことが大切です。さらに、料理のマンネリ化を防ぐために、さまざまな和食レシピを試してみることもおすすめです。新しい調理法を取り入れることで、経済的で健康的な食生活を楽しめるでしょう。
工夫をすれば和食で節約しながら健康的な食生活が期待できる
和食は、健康的で栄養バランスがとりやすい食事スタイルであるといえます。米や魚を中心に、野菜や海藻類などのさまざまな食材を摂取できるため、栄養バランスの偏りを防げるでしょう。また、比較的安価な旬の魚や野菜を使用すれば節約効果も期待できます。
年齢を重ねて洋食や中華料理などのメニューが重たいと感じるようになってきたら、和食中心の食生活を検討してみてもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー