更新日: 2024.10.19 その他家計

4人家族で食費「月3万円以下」というママ友。同じ4人家族で食費「月6万円」のわが家は一般家庭より使いすぎなのでしょうか?

4人家族で食費「月3万円以下」というママ友。同じ4人家族で食費「月6万円」のわが家は一般家庭より使いすぎなのでしょうか?
月々の食費がどのくらいかかるかについては、家族の人数や子どもの年齢などによっても変わってくるでしょう。
 
しかし、同じ4人家族で月々の食費に大きな差があると「自分の家は使いすぎなのでは?」と不安になることもあるかもしれません。
 
本記事では、4人家族の食費の平均やその内訳とともに、食費を上手に節約する方法についても詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

4人家族の食費の平均は?

総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、4人家族における1ヶ月の食費の平均は8万6245円ということです。食費の内訳については、表1のようになっています。
 
表1

項目 金額
穀類 7356円
魚介類 4389円
肉類 9337円
乳卵類 4947円
野菜・海藻 8078円
果物 2384円
油脂・調味料 4085円
菓子類 9175円
調理食品 1万1443円
飲料 5350円
酒類 2289円
外食 1万7412円

出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2023年)」を基に筆者作成
 
今回の事例では「4人家族で食費が月6万円」ということなので、平均と比べると2万5000円以上節約できていることが分かります。「食費が月3万円以下」というママ友の家庭は平均より5万5000円以上安く済んでいるようですが、子どもの年齢が低かったり、外食をまったくしないなどの方法で節約していたりするのかもしれません。
 

家計における食費が高いのか低いのかを確認するには?

家計における食費が高いのか低いのかを確認するためには、エンゲル係数をチェックする必要があります。
 
エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める食費の割合のことです。「(食費÷消費支出)×100」で算出できるもので、所得水準が高いほどエンゲル係数は小さくなります。
 
同調査では、4人家族におけるエンゲル係数の平均が28.3%となっているため、自分の家庭のエンゲル係数を計算し、平均と比較して値が大きいか小さいか確認してみるといいでしょう。
 
4人家族の平均支出である30万4590円を使って今回の事例のエンゲル係数を計算してみると「食費3万円」の場合のエンゲル係数は約10%、「食費6万円」の場合は約20%です。いずれも平均より値が小さいため、十分節約できていると考えられます。
 

食費を上手に節約する方法

月々の食費を節約したいときは、食材のまとめ買いをしたり、事前に予算を決めてから買い物に行くようにしたりするといいでしょう。できれば、数日分の献立を決めておき、必要なものだけを購入するようにすれば、無駄遣いを防げるはずです。同時に、食材のロスの削減にもつながります。
 
また、仕事や育児が忙しくてお惣菜や外食に頼りがちな場合は、ある程度作り置きをしておくことで余分な出費を減らせる可能性があります。週末など時間があるときに用意しておけば、精神的にも余裕ができやすいでしょう。
 
休日などに家族で外出する際は、外食せずに済むようにお弁当を作っていくようにする方法もおすすめです。4人分の外食費となるとそれなりにかかる可能性があるので、お弁当に置き換えることで大きな節約効果が得られると考えられます。
 

4人家族の食費の平均は「月8万6245円」なので使いすぎではないと考えられる

総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、4人家族の食費の平均は「月8万6245円」ということなので、今回の事例である「食費月6万円」は平均より2万5000円以上低く、使いすぎではないといえるでしょう。
 
しかし、同じ4人家族でも周りに「食費月3万円以下」という人がいると「自分たちは使いすぎなのでは?」と不安になってしまうかもしれません。
 
そのようなときは、家計における食費の割合であるエンゲル係数を計算してみるといいでしょう。家計調査によると4人家族のエンゲル係数の平均は28.3%ということなので、自分の家と比較してみることをおすすめします。
 
食費を少しでも節約したいときは、食材のまとめ買いや作り置き、外食を減らすためのお弁当作りなどを実行してみましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2023年)第2-7表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集