婚約者と3年以内に結婚式を挙げたいと話していますが、夫婦合わせて月3万円程度しか貯められません。世の夫婦はどのようにして結婚式資金を貯めたのでしょうか?
配信日: 2024.11.09
また、結婚する際には結婚式以外に結納や新婚旅行といった費用もかかります。
本記事では理想の結婚式を挙げるために、結婚式や結婚するまでにかかる費用をはじめ、結婚資金を貯める方法を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚式にかかる費用の平均は?
株式会社リクルートの「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」によると、結婚費用(挙式、披露宴・ウエディングパーティー)の総額のうち結婚式にかかる費用は平均327万1000円です。ただし、図表1のように地域によって平均額が異なるため、どこで結婚式を挙げるかどうかによって費用差が発生すると考えてよいでしょう。
【図表1】
地域 | 平均額 |
---|---|
北海道 | 203万1000円 |
青森・秋田・岩手 | 271万5000円 |
宮城・山形 | 303万3000円 |
福島 | 300万8000円 |
茨城・栃木・群馬 | 335万5000円 |
首都圏 | 356万3000円 |
新潟 | 310万円 |
長野・山梨 | 318万2000円 |
富山・石川・福井 | 309万円 |
静岡 | 346万7000円 |
東海 | 332万5000円 |
関西 | 322万4000円 |
岡山・広島・山口・鳥取・島根 | 289万8000円 |
四国 | 303万5000円 |
九州 | 328万円 |
※株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」より筆者作成
結納や新婚旅行などを含めた平均総額は?
結婚する際にかかる費用は、結婚式だけではありません。同調査では、結婚費用の総額は平均415万7000円で、図表2のように結納や新婚旅行といった費用がかかるとのことです。
【図表2】
費用の内訳 | 金額 |
---|---|
結納式の費用 | 20万6000円 |
両家の顔合わせの費用 | 6万7000円 |
婚約指輪 | 38万2000円 |
結婚指輪(2人分) | 28万1000円 |
新婚旅行 | 43万4000円 |
新婚旅行の土産 | 5万9000円 |
※株式会社リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023」より筆者作成
結婚式以外に、結納や両家の顔合わせを行う、指輪を購入する、新婚旅行へ行くことを検討するのであれば、それらの費用も貯める必要があります。
ご祝儀や親からの援助金を結婚式の費用に充てられる
結婚式で招待客からいただくご祝儀、親から援助を受けられるのであれば、それらを結婚式の費用に充てられます。同調査によると、ご祝儀制の披露宴やウエディングパーティーのご祝儀の総額は平均197万8000円、結婚費用に対する親・親族からの援助の総額は平均181万1000円です。
ただし、これらはあくまでも平均なので、必ずこの額をご祝儀としてもらったり、親から援助を受けられたりするわけではありません。したがって、目安の額として現在の自分と婚約者の収入や貯金額などを考慮したうえで、結婚式資金をどのくらい貯めるべきか判断するとよいでしょう。
結婚式の資金を貯める方法
ご祝儀や親からの援助などがあっても、結婚式資金が足りるかどうか分からない場合は、貯金をするしかありません。結婚式資金を貯める方法の一例は、以下のとおりです。
・毎月の支出を見直す
・収入源を増やす
「どんな結婚式を挙げたいのか」「結婚式以外にかかる費用はあるのか」などを2人で話し合っておけば、目標貯金額を決めやすくなるでしょう。
毎月の支出を見直す
毎月の支出のなかで、節約できる費用がないか確認してみてください。その分を貯金に回せば、少しずつ結婚式資金を増やせます。節約できる費用が見当たらない場合は、生命保険や携帯電話の契約プラン見直し、適切な内容に変更すれば支出をおさえられるでしょう。
収入源を増やす
本業の就業規則に反しない場合に限りますが、副業をして収入源を増やすのも方法の一つです。本業に支障が出ないように終業後や休日に副業を行い、得た収入を結婚式資金として貯金することができます。専門的な知識を有している、スキルを生かせる副業であれば、高い収入を得られるケースもあるでしょう。
コツコツと貯金を続けて思い出に残る結婚式を挙げよう
結婚式にかかる費用は平均327万1000円、その他に結納や新婚旅行、指輪などにかかる費用も含めると平均415万7000円もかかります。結婚式資金がどのくらいかかりそうか2人で話し合い、目標貯金額を設定しましょう。
そのうえで、毎月の支出を見直したり、収入源を増やしたりするなどしてコツコツと貯金を続けてみてください。
出典
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2023
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー