更新日: 2024.11.12 貯金
息子に「貯金箱はどうして豚の形なの?」と聞かれたので、理由が知りたいです。また 「500円玉」貯金のメリットも教えてください!
貯金箱といえば、豚の形を連想する方も少なくないはずです。息子に形の由来を聞かれることもあるでしょう。
そこで、本記事では貯金箱が豚の形をしている理由について、豚の貯金箱を500円玉で満たした場合の貯金額も含めて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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貯金箱が豚の形をしている理由
貯金箱を購入する際、さまざまな種類のものが販売されていて、目移りしてしまうかもしれません。硬貨を入れると動くものや音声が流れるもの、硬貨の種類別に分類して貯金できるものなど、多種多様です。
とはいえ、多くの方が貯金箱としてイメージするのは豚の形をした陶器製のものでしょう。定番のデザインであり、アニメや漫画でもこの形で描かれることが多いようです。
そもそも、貯金箱が豚の形をしているのはなぜでしょうか。実は、その理由にはいくつかの説があるとされています。
職人の勘違い
貯金箱のはじまりは14世紀のイギリスだとされています。当時は、教会に寄付するためのコインを粘土製の赤い壺に入れる風習がありました。
ある日、赤い粘土製の貯金箱を作るように注文を受けた職人が、聞き間違えて豚の形の貯金箱を作ってしまいました。実は、赤い粘土を英語で「Pygg」といいます。豚を意味する「Pig」と同じ発音だったため、職人が誤解したのです。
職人の思い違いにより作られた豚の形の貯金箱ですが、販売したところ思わぬ人気を博し、広く知られるようになりました。
豚は無駄がないから
言及するまでもありませんが、豚は肉を食べられます。加えて、頭や骨、皮、内臓、血に至るまで無駄なく活用できる動物です。
このことから、手元にある資源を無駄なく賢く使うという意味を込めて、豚のデザインが使用されているという説もあるようです。
縁起がよいから
豚は多産であると同時に、安産でもある動物です。そのため、世界のさまざまな国で富や繁栄の象徴とされています。お金や幸せを呼ぶという縁起の良さから、豚の形が愛されているのかもしれません。
豚の貯金箱における貯金額
貯金箱を使うにあたり、どの硬貨を入れていくのかは人それぞれです。硬貨の種類を問わず貯金するケースもあれば、特定の硬貨だけを入れるケースもあります。なかには、500円玉貯金をしている人もいるのではないでしょうか。
幅10cm、高さ11cm、奥行き13cmの豚の貯金箱であれば、500円玉が200枚、つまり10万円分ほど収納できます。ただし、あくまで一例のため、貯金箱を購入する場合は容量を確かめつつ、目標の貯金額と擦り合わせながら選びましょう。
貯金箱を使った500円玉貯金のメリットとデメリット
貯金箱を使った500円玉貯金のメリットは以下の通りです。
・気軽に始めやすい
・モチベーションを保ちやすい
・家計状況に合わせて調整しやすい
銀行預金で貯金する場合、口座開設や定期的な入金が必要です。その点、貯金箱には口座開設をする手間がかかりません。準備に煩わしさを感じることなく、すぐに始められます。
貯金が進めば貯金箱が重くなるため、お金が増えていく感覚を肌で実感できます。継続が肝心な貯金において、モチベーションが維持できることは大きなメリットとなるでしょう。
1回の貯金額が少額であるため、家計に影響を与えず無理なく貯金できる点も大きなポイントです。また、自分のさじ加減で貯金できるため、急な支出や収入の減少による家計の悪化にも柔軟に対応できます。対して、貯金箱を使った500円玉貯金のデメリットは以下の通りです。
・高額貯金をするには時間がかかる
・重量があり、管理しにくい
・盗難などのリスクがあり、安全性が低い
・両替に手数料がかかる
・キャッシュレス決済では、500円玉を入手する機会が少ない
ひと昔前と違い、近年はキャッシュレス決済が普及しているため、日常生活で現金を使う機会がほとんどない方もいるでしょう。その場合は500円玉を入手する機会が少ないため、500円玉貯金には不向きといえます。
豚の形をしている理由は勘違いと縁起のよさから
豚の形は貯金箱における1つのシンボルになっていますが、その理由は勘違いによる偶然や、豚の特徴を投影した縁起の良さからだとされています。
豚の貯金箱だけでもさまざまな大きさの商品が販売されていますが、幅や高さ、奥行きが10cm前後の手のひらサイズであれば、500円玉で200枚ほど収納できる容量があります。つまり、10万円分です。
あくまで一例のため、実際に購入する際にはサイズはもちろん、忘れずに容量も確認してください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー