更新日: 2024.11.15 その他家計
子ども2人の世話をしている専業主婦です。時間と手間がかかる「水回り」の掃除を少しでも楽にしたいのですが、業者に依頼して「コーティング加工」する場合、費用はどの程度になるのでしょうか…?
そこで本記事では、毎日の家事負担を減らせる「水回りのコーティング」について、メリットや費用の相場を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
水回りの掃除は誰もが面倒と思っている
毎日の家事は、比較的楽しみながらできるものから苦手とするものまで、さまざまです。どれが好きか苦手かは人にもよりますが、2023年にマイナビがマイナビ会員男女501人を対象に行った「嫌いな掃除ランキング」調査では、次のような結果が出ました。
1位:トイレ掃除(40.1%)
2位:風呂場の掃除(26.5%)
3位:キッチン掃除(13.3%)
このように上位半数以上の割合が、「水回りの掃除が嫌い」という回答をしています。この結果から、多くの人が水回りの掃除を面倒に感じていることが分かりました。
水回りの掃除が苦手なのには、「しつこい汚れが多い」「ぬめりや黒ずみを触るのが苦手」「掃除してもすぐ汚れる」などと感じている人が多いからではないかと推測されます。
水回りのコーティングとは
多くの人が面倒と思っていたり、苦手意識があったりする水回りの掃除は、コーティングすれば楽になることをご存じでしょうか。
水回りのコーティングとは、水回りと呼ばれるキッチンや洗面台のシンクやトイレ、浴室の浴槽や壁などを樹脂の被膜で覆いコーティングすることです。
シンクやトイレ、浴槽などには、目に見えないたくさんの凹凸があります。コーティングするとそれらの凹凸が埋まって表面が平らになり、カビや水あかなどの汚れが付着しにくくなるのです。
コーティングのメリットやデメリットは?
水回りのコーティングには、先述の通り掃除がしやすくなるだけでなく、カビの繁殖を防げるなど多くのメリットがあります。
一方で、コーティングを施すこと自体にはデメリットがないものの、費用がやや高額であるのが難点です。またコーティングは、効果は半永久的なものではありません。そのため、良い状態を保つには、数年に一度はコーティングをし直す必要があります。
水回りのコーティングの相場はどれくらいか
費用は少しかかりますが、毎日の掃除が楽になるのであれば、水回りにコーティングを施してみたいと感じている人も少なくないでしょう。そこで場所別に、コーティング費用相場を紹介します。
なおコーティングは、耐久年数や使用するコーティング材の種類によって価格が変動することに注意してください。
トイレのコーティング
耐久年数が5年ほどのものは、1万8000円〜2万円ほどです。できるだけ安価に行いたい場合は、耐久年数は短くなりますが1万円以内のものもあります。
浴室のコーティング
耐久年数が5年ほどあるものは、5万5000円ほどです。また、防カビ加工も施す場合には6万5000円ほど必要です。なるべく費用を抑えることを重視したいのであれば、2、3万円以内でできるものもあります。
キッチンのコーティング
耐久年数が5年ほどのものは、5万円ほどです。耐久年数よりも費用を抑えることを重視したい場合は、2万5000円程度でもできます。
コーティングの手入れはとても簡単
コーティングを施した水回りの掃除は、とても簡単です。家事の時間や負担を減らすことができ、生活の質の向上にも役立つでしょう。
毎日の掃除は、中性洗剤で手入れするだけで十分です。浴室はスポンジを使って優しくこすり洗いし、乾拭きで仕上げるといった一手間を加えると、コーティング効果の持続性がさらにアップします。
なお、コーティングが取れてしまう原因となるため、クレンザーやステンレスたわし、重曹・酸性の洗剤などを使用して掃除するのは控えてください。
掃除の負担を減らして快適な生活を手に入れましょう
毎日の掃除時間を少しでも減らせれば、家事の時間が短縮でき、ゆっくりする時間の確保や家族との時間が増えます。掃除が楽になれば、家事が楽になるだけでなく生活も豊かになるため、とても理にかなった生活の工夫といえるでしょう。
年末の大掃除に取りかかる前に、水回りのコーティングもぜひ検討してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー