更新日: 2024.11.24 その他家計
幼児がいるので空気清浄機をずっと「つけっぱなし」にしてます。雨の日の衣類乾燥にも使ってて便利なのですが「電気代」はどれくらいでしょうか?
本記事では、空気清浄機を1日中稼働させ続けた場合の電気代を計算し、1ヶ月、1年間にかかる電気代もあわせて算出します。さらに空気清浄機の電気代を節約するためのコツも紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1日中空気清浄機を稼働させたときの電気代
ここでは、1日中空気清浄機を稼働させた場合の電気代を知るために、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が示している目安単価31円/kWhを使用し、電力消費量が15Wの空気清浄機を例に計算になります。
消費電力(W)✕使用時間(h)✕電力量料金単価(円/kWh)
1日(24時間)使用した場合の電気代は次の通りです。
0.015kWh × 24h × 31円/kWh=11.16円/日
したがって、1日中稼働させ続けた場合、1日あたりの電気代は約11円、1ヶ月で約335円、1年間では約4070円の電気代がかかると分かりました。
空気清浄機の電気代を節約するコツ
空気清浄機は、空気をきれいに保つために重要な家電ですが、長時間使用すると電気代がかさむことがあります。ここでは、電気代を節約するためのコツを紹介します。
使用する部屋の広さに合った製品を利用する
空気清浄機は、部屋の広さに合った製品を選びましょう。広い部屋向けに設計された製品は、より大きなモーターや強力な風量を必要とするため、電気代も高くなる傾向があります。
そのため、空気清浄機を購入する際には、製品の「適用床面積」を確認しましょう。適用床面積の数値は、30分間で空気をきれいにできる広さの目安であり、自宅の広さに合った空気清浄機を選ぶ際の参考になります。
自宅の部屋の広さに対して約2倍の適用床面積を持つ空気清浄機を選ぶと、効率よく空気を清浄化できるとともに、電気代の節約が可能です。
省エネモード搭載の製品を選ぶ
省エネモードが搭載されている製品を活用すると、空気清浄機の電気代を大幅に節約できます。多くの空気清浄機には、省エネ・静音・弱モードといった機能が搭載されています。各モードを使用すると風量が抑えられ、電力の節約が可能です。必要以上に電力を使わず、電気代を抑えられます。
もし、現在使用している空気清浄機に省エネの設定がない場合、静音モードや弱モードを選択すると同じような効果が得られます。無駄な電力消費を抑えるために、各モードを積極的に活用しましょう。
こまめにフィルター掃除する
空気清浄機のフィルターが汚れていると、空気の循環が悪くなり、運転効率が低下します。汚れがたまると空気清浄機が十分に機能せず、余分な電力を消費してしまうため、定期的な掃除が欠かせません。掃除をこまめに行っておくと、空気清浄機の効率がよくなり電気代の節約につながります。
フィルターの掃除方法や頻度は空気清浄機のメーカーや機種によって異なりますが、目安としては1~2週間に1回程度と定期的に掃除をするのが理想的です。掃除方法は説明書やメーカーのホームページで確認し、フィルターを傷つけないように注意しましょう。
また、フィルターは経年劣化するため、数年ごとに交換が推奨されることもあります。メーカーの指示に従って交換時期を守りましょう。
空気清浄機を1日中稼働させ続けた場合の1ヶ月の電気代は約335円
空気清浄機を1日中稼働させ続けた場合、1日あたりの電気代は約11円、1ヶ月で約335円、1年間では約4070円発生します。長時間使用することで電気代がかさむことは避けられませんが、部屋の広さに合った製品を選び、省エネモードを活用したり、フィルターをこまめに掃除したりすることで、電気代の節約が可能です。
今回紹介したコツの中からできるものを実践し、効率的に空気清浄機を使用しましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー