更新日: 2024.11.26 その他家計
20代の子は友人同士の「電話番号」を知らないのが普通なんですか…?「LINEがあるから問題ない」とのことですが、通話料金も節約できているのでしょうか?
今回は、10代~20代でLINE通話の利用率が高い要因や携帯電話料金にどのように影響が出るのか説明します。現在、携帯電話会社の電話かけ放題オプションに加入している方などで、月々の携帯電話料金を見直したい方は参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
10代~20代はLINE通話の利用が主流
10代~20代は携帯電話の通話機能よりも、LINE通話を利用している傾向にあるようです。
NTTドコモ モバイル社会研究所の調べによると、「年代別にみるスマホ・ケータイでの音声通話に利用しているサービス」で10代~20代の若年層においては「LINE通話」の利用率が「携帯電話の通話機能」を上回りました。
10代は、「携帯電話の通話機能」が77.8%に対し、「LINE通話」が89.0%でした。20代は、「携帯電話の通話機能」が84.0%に対し、「LINE通話」が86.4%とわずかですが「携帯電話の通話機能」の利用率を上回る結果になりました。
30代~70代は「携帯電話の通話機能」の利用の方が多い結果となり、若年層ほどLINE通話の利用率は高い傾向でした。
音声通話をする頻度
同調査で、スマホ・ケータイで音声通話(ビデオ通話を含む)をする頻度を調べたところ、すべての年代において「毎日通話する」が10%を超えました。
この結果から分かることは、テキストや動画などさまざまなコミュニケーション手段がある中で、音声通話は依然として重要な役割を担っているということです。
また、音声通話は世代を超えた共通のコミュニケーションツールであることが分かります。今後もコミュニケーション手段の多様化が進む中、音声通話は欠かせない手段であることは変わりないでしょう。
若年層のLINE通話利用が多い要因
若年層のLINE通話利用が多い要因は、LINEの利用率の高さや通話料金がかからないことが考えられます。現在ではスマホが普及し、メッセージなどの連絡はLINEなどが主流となっています。
LINEを利用するメリットは、トーク(チャット)・通話が無料で利用できたり、ノート機能やアルバム機能が利用できたりするところです。通話無料だけでなく、他の機能でも利用者を満足させるだけのメリットがあるからこそ、利用人口が増加し、通話もLINEを利用する若者が増えていると考えられます。
また、LINEなら通話が無料になることから、携帯電話会社の電話かけ放題オプションに加入する必要がなく毎月の携帯電話料金を安く抑えることもできるでしょう。
LINE通話を利用することによる携帯電話料金への影響
通話の手段を携帯電話の通話機能からLINE通話に変えることで、どのくらい携帯電話料金に影響が出るのでしょうか。仮に携帯電話会社の24時間電話かけ放題オプションに入っていた場合と入っていなかった場合で考えます。
大手キャリアでは主に「22円/30秒」が国内の通話料金として発生します。また、同じく大手キャリアでは24時間電話かけ放題オプションに月額1870円~1980円前後の価格設定がされていることが多いようです。
もし、友人などとの通話をすべてLINEで行った場合は通話料が無料となります。例えばお店の予約などで携帯電話の通話機能を使用する際も「22円/30秒」であれば、電話かけ放題オプションにかかる料金よりはかなり安く抑えられるでしょう。
注意点としては携帯電話をWi-Fiに接続していない状態でLINE通話を利用した場合、データ通信量を消費します。消費量の目安としては、LINEの音声通話1分間に対して0.3メガバイトのデータ通信量を消費するため長電話には注意が必要です。
携帯電話の通話機能で電話をかける必要がある方以外は、通話のメインをLINE通話に切り替えるだけでお金の節約につながるでしょう。
LINE通話を利用することで携帯電話料金の節約につながると考えられる
LINEは、通話機能以外にもさまざまな機能が利用できることから、普及率が高く、特に若年層においては携帯電話の通話機能よりもLINE通話の利用率が上回っているようです。
LINE通話の大きなメリットとしては、通話料金がかからないことです。一方で、携帯電話の通話機能では「22円/30秒」や月額1870円~1980円などのオプション料金が発生します。そのため、通話手段のメインをLINE通話にすることで月々の携帯電話料金の節約にもつながるでしょう。
出典
NTTドコモ モバイル社会研究所 【ライフスタイル】10~20代の約9割が音声通話にLINEを利用
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー