更新日: 2024.11.28 家計の見直し
娘2人と夫が歯磨き中に水を出しっぱなしに…それだけで水道代はいくらかかるのでしょうか?家族でできる節約方法があったら知りたいです。
この記事では、歯磨きの際に水を出しっぱなしにした場合、水道代にいくらかかるのかご紹介します。さらに、簡単に実践できる節約術もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。家族と協力して、日々の節約を目指しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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水を出しっぱなしにした場合にかかる水道代
一般的に、歯磨きにかける時間は3分程度がよいとされています。そこで、歯磨きをする際に、家族3人で3分間水を出しっぱなしにした場合にかかる水道代を見ていきましょう。
東京都水道局によると、水を1分間流しっぱなしにした場合の使用量の目安は、約12リットルだといわれています。そのため、3分間歯磨きした場合1人当たりが使う水の量は約36リットルです。水道代の単価は1リットル当たり0.24円として計算します。
歯磨きのために家族3人で朝と夜に3分間ずつ水を出しっぱなしにした場合、約216リットルの水を使うのでかかる水道代は、1日当たり約52円です。
このことから、家族3人で歯磨き中に水を出しっぱなしにした場合にかかる費用は1ヶ月(30日)で約1560円、1年に換算すると約1万8720円であることが分かります。
歯磨きの際に水道代を節約する方法
歯磨きの際に水を出しっぱなしにせず、コップを使うと水道代の節約ができます。どの程度節約できるのか、計算しながら詳しく見ていきましょう。
東京都水道局によれば、歯磨きの際にコップに水をくんで磨くと、約0.6リットル程度の水で済むそうです。1回の歯磨きにかかる水の量を0.6リットルとした場合、家族3人で1日当たり約3.6リットルの水を使うため、出しっぱなしにした場合と比べて約212.4リットルの水を節約できます。
かかる費用は約1円なため、水を出しっぱなしにしたときと比べると1日当たり約51円の節約が可能です。1ヶ月で約1530円、1年当たりにすると約1万8360円の節約が可能なため、節約を意識するなら水の出しっぱなしを止めてコップを使用するとよいでしょう。
歯磨き以外でも水道代を節約する方法はある
水道代を節約する方法は歯磨き以外にもいくつかあります。ここではお風呂の残り湯を使う方法や洗車する際の節約方法などを見ていきましょう。
お風呂の残り湯を再利用する
お風呂の残り湯を掃除や洗濯などに使用すると、その分節約になります。お風呂の残り湯は使用状況や湯船の大きさなどによって異なりますが、一般家庭だと約180リットル残るケースが多いでしょう。
残り湯の半分を掃除や洗濯に使うと、約90リットルの節約が可能です。90リットルは1日当たり約22円に該当するため、毎日使用した場合1ヶ月で約660円の節約ができます。節約する場合は、毎日の掃除や洗濯はお風呂の残り湯を有効活用しましょう。
洗車はバケツを利用する
車を洗う際に使う水の量は、洗い流しにした場合約90リットルといわれていますが、バケツに水をくむと約30リットルで洗車可能なケースもあります。
月に2回洗車した場合90リットルの水を使うと1ヶ月当たり約43円の水道代がかかりますが、バケツにくむと約14円で済み、約29円節約できます。節約を意識する場合、洗い流しをせず、バケツなどに水をためて洗車すると効果的です。
歯磨きをする際はコップを使うと水道代を節約できる
歯磨きの際は水を出しっぱなしにせずコップを使うことで、1ヶ月当たり約1530円、1年だと約1万8360円の節約が可能なケースもあります。この額が大きいと感じる方は、歯磨きの際にコップを使用するよう、家族に協力してもらいましょう。
水道代を節約するならお風呂の残り湯を掃除や洗濯に使ったり、洗車の際にバケツを利用したりするのも効果的です。洗い流しをすると水道代もその分加算されるため、できる範囲で水をためて使用するとよいでしょう。
出典
東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー