晩酌で「アルコール度数4%」のチューハイを2本飲んでるけど、「8%」のお酒を1本にしたほうが“経済的・健康的”にも良いの? 注意点もあわせて解説

配信日: 2024.11.29

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晩酌で「アルコール度数4%」のチューハイを2本飲んでるけど、「8%」のお酒を1本にしたほうが“経済的・健康的”にも良いの? 注意点もあわせて解説
お酒は適度に飲むのであれば、ストレス解消や食欲増進などに効果があるとされていますが、飲み過ぎは体に良くありません。日々の晩酌を楽しみにしている人の中には、経済面や健康面から、「今よりも飲酒量を減らしたほうが良いのかな?」と感じている人もいるのではないでしょうか。
 
本記事では毎日アルコール度数が4%のチューハイを2本飲む場合と、アルコール度数が8%のチューハイを1本飲む場合において、経済面や健康面でどちらのほうが良いのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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適切なアルコール摂取量とは?

チューハイの度数と本数を比較する前に、適切なアルコール摂取量を確認しましょう。
 
厚生労働省によると、飲酒量が増えれば増えるほど、がんや高血圧、脳出血などのリスクが上昇するとしています。また、死亡、脳梗塞、虚血性心疾患は男性では飲酒量が1日あたりの平均純アルコール摂取量が44グラム程度以上でリスクが高まります。
 
そのため、厚生労働省では生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日あたりの平均純アルコール摂取量が40グラム(女性は20グラム)以上としています。
 

アルコール度数4%と8%のチューハイのアルコール摂取量を比較

続いて、アルコール度数が4%と8%のチューハイについて、アルコール摂取量を計算してみましょう。なお、今回は350ミリリットルの缶チューハイを対象とします。アルコール摂取量の計算式は次のとおりです。
 
お酒の量(ミリリットル)×(アルコール度数÷100)×0.8
 
この計算式に当てはめると、350ミリリットルの缶チューハイにおいて、アルコール度数が4%の物を2本飲む場合と、8%の物を1本飲む場合では、アルコール摂取量はともに22.4グラムです。
 

アルコール度数4%と8%のチューハイを健康面で比較

アルコールの健康影響は、アルコール摂取量が基準とされています。そのため、アルコール度数が4%のチューハイを2本飲むのと、8%のチューハイを1本飲むのでは、健康への影響の差はそこまで大きくはないのかもしれません。
 
しかし、アルコール度数の高いお酒は酔いが回りやすく、急性アルコール中毒を引き起こす原因にもなり得ます。また、アルコール度数の高いお酒は、のどや胃腸の粘膜に強い刺激を与え、繰り返すことで喉頭がんなどの原因になることもあります。
 
もちろん、8%のチューハイを飲む場合の飲酒量を4%の場合の半分未満にすれば、体にも良い可能性はありますが、あくまでも適度な飲酒が大前提です。
 
あまり慣れていない、アルコール度数の高いお酒を飲む場合は、お酒を飲んだ後すぐに水を飲み、胃腸への刺激を和らげるなどの対策を検討しましょう。
 

アルコール度数4%と8%のチューハイを経済面で比較

アルコール度数4%のチューハイ2本と、8%のチューハイ1本ではどちらのほうが経済的にお得なのでしょうか?
 
商品の種類によるところがあるためケースバイケースですが、1本あたりの値段が同じであれば8%のチューハイ1本にすることで経済的にはお得になります。
 
例えば、アサヒビールの「アサヒ贅沢搾り グレープフルーツ」は容量が350ミリリットル、アルコール度数が4%でメーカー希望小売価格が153円です。そのため、2本分では306円かかります。
 
また、宝酒造の「タカラcanチューハイ レモン」は容量が350ミリリットル、アルコール度数が8%ですが、こちらのメーカー希望小売価格は222円です。
 
そのため、「アサヒ贅沢搾り グレープフルーツ」2本を飲んでいたところを「タカラcanチューハイ レモン」1本に変えることで、1日あたり約80円、1ヶ月(30日)では約2400円の節約になります。
 

まとめ

アルコール度数4%のチューハイ2本から、8%のチューハイ1本に切り替えることは、アルコール摂取量としては同等であり、健康への影響も大きな差はないかもしれません。
 
しかし、アルコール度数が高い飲料は、急性アルコール中毒のリスクや胃腸への刺激が強くなる可能性があるため、切り替える際には注意が必要です。また、経済面も実際の価格を確認し、健康や飲み方含め、総合的な判断をしましょう。
 

出典

厚生労働省 習慣を変える、未来に備える あなたが決める、お酒のたしなみ方(男性編)
公益社団法人アルコール健康医学協会 お酒と健康 飲酒の基礎知識
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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