更新日: 2024.11.29 働き方
在宅で事務職の派遣ワーママです。派遣会社から「休みもミスも多い」と注意され更新が危ないそう……。夫の年収が500万円ですが、専業主婦でもやっていけますか?
しかし、夫の年収500万円で専業主婦としてやっていけるのか不安に感じることもあるはずです。この記事では、家計シミュレーションや在宅での働き方改善策をご紹介し、どの選択肢が最適か考えるお手伝いをします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
夫の年収500万円で専業主婦は可能? 家計シミュレーション
専業主婦になる前に、家計を具体的にシミュレーションしてみましょう。一般的に手取り額は年収の75%~85%となるため、年収500万円の場合の手取りは375~425万円程度です。
月の手取り額はボーナスを考慮しなければ、月31万~35万円程度となります。ボーナスを考慮する場合、ボーナスは基本給の2ヶ月分が年2回支給される会社が多く、ボーナス額は125万円、手取り額は23~26万円程度と計算できます。
算出した収入で家計をやりくりする場合、支出配分は以下のような一例が考えられます。
・住宅費:120万円(月10万円)
・食費:72万円(月6万円)
・光熱費:20万円(月1.7万円)
・教育費:40万円(子ども1人の場合)
・通信費:12万円(月1万円)
・雑費・娯楽:48万円(月4万円)
これらの合計は年間312万円となり、手取り収入の範囲内に収まります。例のような支出配分であれば、専業主婦になっても問題ないでしょう。
ワーママの働き方を見直す
在宅で事務職をこなしながら育児や家事もこなす生活は、多くのワーママにとって負担が大きいものです。「休みが多い」や「ミスが多い」といった指摘を受けた場合、その原因を冷静に見直すことが重要です。
まず、タイムマネジメントの面で、育児の時間と仕事の時間がしっかり区別できているかを考えてみましょう。家族の協力を得たり、スケジュールを見直したりすることで、集中して仕事ができる時間を増やせます。
また、派遣会社から指摘を受けた場合には、正直に自分の状況を伝え、柔軟な働き方が可能か相談してみるのもひとつの方法です。「就業時間を少し短くしてもらう」といった具体的な提案をすると、派遣会社や派遣先企業も前向きに対応してくれる可能性があります。
さらに、ミスを減らすためには、作業の手順やツールを工夫することが有効です。定型業務ではテンプレートの利用や、作業後にダブルチェックの時間を設けるなど、業務の精度を上げる仕組みを取り入れてみましょう。
これらの改善を積み重ねることで、働き方の見直しが進み、現状の課題をひとつずつ解消できる可能性が高まります。
在宅事務職で仕事を続けるための改善策
仕事を辞めるのではなく、改善策を実践して現状を変える方法もあります。
自己研鑽でスキルアップ
事務職でのパフォーマンスを向上させるために、オンライン講座などでExcelやタイピングスキルを磨くことも有効です。スキルが上がればミスが減り、自信にもつながります。
派遣契約の更新が危うい場合の対策
更新が難しい場合に備え、新たな派遣先を探す準備を始めておくのもひとつの手です。派遣会社に相談し、別の案件を紹介してもらえるか確認しましょう。
あなたと家族に合った選択を考えよう
専業主婦として家計をやりくりする道と、仕事を続けながら改善を目指す道、どちらを選ぶにしても大切なのは家族全体での話し合いです。
夫の年収だけで家計を回す場合は、生活水準を見直す必要があります。一方、仕事を続ける場合は環境の調整やスキルアップを図ることで状況を改善できる可能性があります。
どちらを選んでも、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。無理のない選択肢を選び、家族とともに明るい未来を築いていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー