更新日: 2024.11.30 その他家計
夫は毎晩、自宅でウイスキーを1杯ロックで飲んでいます。外に飲みに行くよりも節約にはなっているのですが、毎日飲むのは体によくないのでしょうか?
そこで本記事では、自宅でウイスキーを楽しむ場合にかかる費用を検証しつつ、毎日ウイスキーのロックを1杯飲むことによる健康への影響について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
毎日自宅でウイスキーのロックを1杯飲むと費用は1ヶ月でどれくらいかかるのか?
ウイスキーの価格は銘柄や品質により異なりますが、今回は、700ミリリットルのウイスキーを1本2000円で購入したとします。ロック1杯を楽しむのに必要なウイスキーを約30ミリリットルとした場合、700ミリリットルのボトル1本で約23杯飲めるでしょう。
このことから自宅でウイスキーのロックを1杯飲むと、1杯当たり100円程度、1ヶ月で3000円程度かかる計算です。外でお酒を飲む場合、お酒や食事なども含み1回につき3000円程度かかることもあるため、自宅で飲んだ方が毎晩の飲み代を節約できることが分かります。
ウイスキーは健康によい?
ウイスキーはほかのお酒に比べてカロリーが低くプリン体がほとんど含まれていないため、適量を飲むことで健康によいとされているようです。樽の中で熟成されたウイスキーには、木材の香りとポリフェノールが溶け込んでいます。ウイスキーに溶け込んだ樽材の香りは森林浴と同じように心身をリラックスさせる効果もあるといわれています。
ウイスキーの1日の適量はどれくらい?
平成25年から行われている国民の健康づくり運動である厚生労働省の「健康日本21(第二次)」によると、男性で44グラム/日、女性で22グラム/日程度以上の飲酒(純アルコール摂取)で、お酒を飲まない人やたまにしかお酒を飲まない人に比べてがん・高血圧・脳出血などの健康被害が起こる危険性が高くなるようです。
「健康日本21」では、「節度ある適度な飲酒」を1日平均純アルコールで約20グラムとしています。ただし、アルコールによる健康への影響は個人差があり、同じ量を摂取してもその時の体調により影響は異なります。また、女性や高齢者、お酒に弱い方などは、より少ない飲酒量とすることが必要です。
サントリーホールディングス株式会社によれば、各種お酒の純アルコール20グラムに相当する量の目安は次の通りです。
ビール(5%):ロング缶1本(500ミリリットル)
日本酒:1合(180ミリリットル)
ウイスキー:ダブル1杯(60ミリリットル)
焼酎(25度):グラス半分(100ミリリットル)
ワイン:グラス2杯弱(200ミリリットル)
チューハイ(7%):缶1本(350ミリリットル)
お酒との正しい付き合い方
アルコールの吸収が早くなるため、空腹でお酒を飲むのは控えましょう。空腹時に強いお酒を飲むと胃の粘膜を傷つけるだけでなく、悪酔いの原因にもなります。また、肝臓に負担をかけてしまうため毎日の飲酒も控えた方がよいでしょう。週に2日程度お酒を飲まない休肝日を設けることも大切です。
毎日の飲酒は適量を守れば健康被害をそれほど心配する必要はないと考えられる
自宅で毎日ウイスキーのロックを飲む場合、700ミリリットルのウイスキーのボトルを1本2000円程度で購入したとすると、ウイスキーのロックを1杯飲むのにかかる費用は約100円、1ヶ月で考えると約3000円です。外にお酒を飲みに行く場合、お酒や食事などを含めて1回につき3000円程度かかることもあるため、自宅で飲んだ方が飲酒代を節約できることが分かります。
「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールで約20グラム、ウイスキーでは1日60ミリリットル程度であり、ロックで飲む場合シングルであれば2杯、ダブルであれば1杯程度です。
適量を超えて飲酒した場合、飲酒しない人やたまにしか飲酒しない人に比べて健康被害が出る可能性が高くなり、一緒に食べるおつまみの種類によっては体への影響が心配されるケースもあります。
空腹時の飲酒は避ける、週に数回休肝日を設けるなどの工夫をして、経済的かつ健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
出典
厚生労働省 e-ヘルスネット[情報提供] 健康日本21(第二次)におけるアルコール対策
厚生労働省 健康日本21(アルコール) 3.現状と目標
サントリーホールディングス株式会社
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー