更新日: 2024.12.04 その他家計
洗濯機の「槽乾燥」はどのくらいの頻度でするのがいいのでしょうか?「洗濯乾燥」をしていたら「槽乾燥」はしなくてもいいの?
カビの生えた洗濯機で洗った洗濯物は清潔とはいえないため、定期的に「槽乾燥」をしている人もいらっしゃるでしょう。
本記事では、洗濯槽に黒カビが発生した場合の影響を始め、洗濯機の槽乾燥を行うべき頻度や、黒カビ清掃を業者に依頼した場合の費用相場を詳しくご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
洗濯機の「槽乾燥」を行うべき頻度は?
洗濯機によっては「槽乾燥コース」があるため、定期的に行うことで黒カビを予防しましょう。槽乾燥を行うと温風が吹き出ている状態で洗濯・脱水槽を回転させるため、槽の裏側までしっかり乾燥させることが可能です。
「洗濯する際に乾燥機能も使用している」という人でも、槽の裏側まで乾燥させる槽乾燥は定期的に行う必要があると考えられます。頻度としては、週に1回は槽乾燥を行った方がいいでしょう。
ただし、ドラム式洗濯機の場合は洗濯運転終了後に毎回槽乾燥を行うことを推奨しているメーカーもあるようです。縦型洗濯機の場合は洗濯運転終了後、洗濯機のふたを開けて自然乾燥させることで、槽乾燥に代わりになります。
また、黒カビの繁殖をおさえる効果が期待できる「槽洗浄コース」を備えた洗濯機もあります。市販の衣類用塩素系漂白剤を使用して洗浄することで、洗濯槽を黒カビが発生しにくい清潔な状態に保つことが可能です。槽洗浄は2~3週間に1回のペースで行うと効果が期待できるでしょう。
洗濯槽に黒カビが発生するとどうなる?
洗濯槽に発生している黒カビを放置したまま洗濯を続けていると、カビが洗濯物に広がるおそれがあります。洗濯物にカビが付着していると、洗濯物を取り込む際や干す際などにさらにカビが舞い上がり、家中に広がってしまう可能性もあります。そうなると、洗濯槽だけの問題では済まなくなるでしょう。
また、カビはアレルギーの原因にもなります。人が吸い込むとぜんそくなどのアレルギー症状が出たり、最悪の場合、肺炎を起こしてしまったりすることもあるようです。特に、小さな子どもや高齢者は影響が出やすいといわれているため、洗濯槽の黒カビを普段から予防しておかなければなりません。
洗濯槽の黒カビ清掃を業者に依頼した場合の費用相場
洗濯槽の見えない部分にまで黒カビが生えてしまった場合や、槽洗浄でも取りのぞけない場合などは、黒カビ清掃を業者に依頼した方がいいでしょう。洗濯機クリーニングを業者に依頼した場合の費用相場を確認するために、数社の料金を例としてご紹介します。
●洗濯槽分解クリーニング:1万3200円(税込み)
●縦型洗濯機クリーニング:1万2100円(税込み)
●ドラム式洗濯機クリーニング:1万8700円(税込み)
●縦型全自動洗濯機除菌クリーニング:1万5400円(税込み)
●縦型全自動洗濯乾燥機除菌クリーニング
※ヒーター自然排気・ヒーター除湿タイプ:1万8700円(税込み)
●ドラム式洗濯乾燥機除菌クリーニング:2万2000円(税込み)
縦型洗濯機とドラム式洗濯機ではクリーニングの料金が異なる場合もあるようなので、事前に確認しておくことがおすすめです。
「槽乾燥」は週に1回程度がおすすめ|洗濯乾燥をしていても槽乾燥はした方がいい
洗濯槽は水分や汚れにより黒カビが生えやすいため、家族の健康を守るためにも定期的に槽乾燥や槽洗浄を行うことがすすめられています。普段の洗濯後に乾燥機能を使用しているとしても、洗濯槽の内側までしっかり乾かす効果のある槽乾燥は週に1回程度のペースで行った方がいいでしょう。
すでに黒カビが生えてしまっていて、自分では取りのぞけない場合などは、業者に洗濯機クリーニングを依頼することをおすすめします。費用は業者によって異なりますが、縦型洗濯機とドラム式洗濯機で異なる場合もあるようなので、事前によく確認しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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