更新日: 2024.12.04 貯金

2025年をお金が貯まる年に!2024年の家計振り返りで見つける改善ポイント

2025年をお金が貯まる年に!2024年の家計振り返りで見つける改善ポイント
2024年も残すところ約1ヶ月となりました。2024年にお金を増やせた人も、お金を増やせなかった人も、「2025年はお金を増やしたい」という思いはあるでしょう。今回は、そんなお金を増やしたい人が今やっておくべきことをお話しします。
秋口千佳

執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)

CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

2024年の反省をする

まずは、2025年のことを考える前に、2024年にお金がどのぐらい増えたかを確認しましょう。
 
その確認の方法は、次のとおりです。自分名義(家族全体を知りたいのであれば、家族全員分の名義)の通帳を、手元に用意します。

(1)2023年12月31日時点の通帳の残高を、すべて合計します。
(2)2024年12月31日時点の通帳の残高も、すべて合計します。
(3)(2)-(1)をします。

上記において、(3)で算出した額が2024年1年間で増えた金額です(投資をしている人は、投資している口座残高も含めて考えるとさらによいでしょう)。
 
例えば、「毎月3万円は貯金しています」という人は、少なくとも(3)が36万円になっていれば計画通りだったといえます。36万円を超えていれば、なおよいわけです。
 
ところが、(3)が36万円を下回っていれば、計画通りではなかったということになり、原因の分析が必要です。
 
原因が、「2024年に冷蔵庫を買った」というようなものであれば、問題はありません。
 
しかし、大きな金額の買い物や旅行もしていないのに、計画通りお金が増えていなかったというのであれば、最大の問題になります。知らないうちにお金が減少しているのですから、2025年も同じように生活すれば、計画通りにお金が増えない可能性もあるわけです。
 

2025年の計画を立てましょう

2024年の反省をふまえて、2025年の計画を立てましょう。
 
先ほどの2024年の反省で書いた事例を用いると、(3)の額が36万円だった、もしくは36万円を超えていた人(計画通り貯金ができた人)は、2025年の貯金目標額を「毎月4万円」と、1万円増やしてみましょう。
 
このとき、(3)の額が60万円になっていたからといって、「毎月5万円」という目標にしてしまうと自分へのプレッシャーにもなりかねないので、5000~1万円の範囲で増やしていきましょう。
 
反対に、(3)の額が36万円を下回っていた人(計画通りに貯金ができなかった人)は、2025年の貯金目標額は「毎月3万円」、つまり2024年と同じにしておきましょう。
 
もし、2025年に大きな出費(子どもの進学に伴う費用・旅行・起業など)が予想される場合は、2024年の目標額を下回る目標金額でもかまいません。あまりにも大きな出費が予想される場合は、「2025年は貯金しない(マイナスにならなければOK)」くらいで問題ありません。
 

毎年の「trial and error」(トライ&エラー)でお金を増やしていく

「お金を増やしたい」というのは多くの人が思っていることで、いわば当たり前のことではないでしょうか。
 
しかし、「来年こそ〇〇万円増やす」と決めていても、1年を過ごすなかで予想もしなかったことが起きて、お金が出ていくこともあります。そのようなときは、無駄遣いでなければ気にすることなく、お金を送り出してあげましょう。そのうえで、次の策(旅行の予算を削る、家電の買い替えを少し延ばす、など)を考えていくのがよいでしょう。
 
1年間に入ってくるお金は、会社員であれば大きく変化することはありません(個人事業主や会社を経営している人は異なることもあります)。入ってくるお金に限度がある以上、出ていくお金と貯めるお金にも限度がでてくるため、そのなかで計画を立ててお金を増やすことにトライしていく必要があります。
 
2024年が終わる前に2025年の計画を立てて、2025年こそお金を増やせる1年にしてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士

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