更新日: 2024.12.04 その他家計
「ガス乾燥機」VS「ドラム式洗濯乾燥機」コストが安いのはどちら?それぞれのメリット・デメリットも解説
ガス乾燥機とドラム式洗濯乾燥機のどちらを選ぶべきか迷ったときは、それぞれかかるコストやメリット・デメリットを比較してみることをおすすめします。
本記事では、洗濯にかかるコストをおさえる方法についても詳しくご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
「ドラム式洗濯乾燥機で洗濯+乾燥」と「ドラム式洗濯機で洗濯+ガス乾燥機で乾燥」にかかる費用を比較
まずは、以下のドラム式洗濯乾燥機を例に挙げて、洗濯から乾燥まで行う場合にかかるコストを見てみましょう。シャープ株式会社が公表している、洗濯、乾燥にかかる目安のコスト(あるドラム式乾燥機の場合)を表1にまとめました。
表1
洗濯のみ ※容量11キログラム |
洗濯~乾燥 ※容量6キログラム |
|
---|---|---|
水道代 | 約19.7円 | 約12.8円 |
電気代 | 約2.3円 | 約18.6円 |
合計 | 約22円 | 約31円 |
出典:シャープ株式会社「04.タテ型とドラム式 節水・省エネ能力の違い」を基に筆者作成
ドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで行った場合のコストは、約31円かかる計算です。
一方で、同様のドラム式洗濯乾燥機で洗濯のみを行った場合のコストは約22円です。今回例に挙げる乾燥容量6キログラムのガス乾燥機の使用コストを調べたところ、1回当たりの乾燥におよそ83円かかることが分かりました。合計すると約105円となります。
ドラム式洗濯乾燥機で洗濯から乾燥まで行った方が、約74円安くなる計算です。1日1回洗濯と乾燥を行った場合、1ヶ月(30日)に換算すると約2220円の節約になります。
ただし、洗濯機やガス乾燥機の種類、モードなどによってかかる水道光熱費には差がありますので、あくまで目安として参考にしてください。
それぞれのメリット・デメリット
ドラム式洗濯機乾燥とガス乾燥機では、コスト面以外にどのような違いがあるのかを確認しておきましょう。
まず、乾燥にかかる時間はガス乾燥機の方が早い場合が多いようです。上記で比較したドラム式洗濯乾燥機は洗濯から乾燥まで約155分かかりますが、ガス乾燥機は乾燥時間が約60分なので、その前に洗濯に約35分かかっていたとしても約95分で完了します。ドラム式洗濯乾燥機よりも1時間ほど短く済むため、その分をほかの家事の時間に充てられ、時短になるでしょう。
また、ガス乾燥機を設置する場合は洗濯機の乾燥機能が不要になるため、洗濯機の購入費用をおさえられる可能性があります。あるメーカーの乾燥機能がない縦型洗濯機は、ドラム式洗濯機よりも20万円近く安く購入できる場合もあるようです。
一方、ドラム式洗濯乾燥機の場合は、洗濯物を移し替える手間がかからないことや、洗濯機と別にスペースを用意する必要がないことなどのメリットがあります。また、ガス契約が不要なので、オール電化でも設置は可能です。
それぞれの特徴を踏まえたうえで、自分の家庭にはどちらがあっているのか考えてみるといいでしょう。
洗濯にかかるコストをおさえる方法は?
洗濯にかかるコストをなるべくおさえたいときにおすすめしたいことには、次のようなものがあります。
・なるべく乾燥機能を使わず洗濯物を干して乾かす
・洗濯の回数を減らす
・洗濯物を洗濯機に詰め込みすぎない
・お風呂の残り湯を使用する
・「すすぎ1回対応」の洗剤を使ってすすぎの回数を1回に設定する
さらに節約したい場合は、電力会社の切り替えも検討してみましょう。特に、新電力会社へ切り替えることで電気代が大幅に安くなる可能性もあるため、調べてみることをおすすめします。
「ドラム式洗濯機乾燥」の方が1回当たりのコストをおさえられる可能性がある
洗濯から乾燥まで行うにあたって、ドラム式洗濯機で洗濯してそのまま乾燥機能を使用する方が、洗濯とは別にガス乾燥機で乾燥させるよりも光熱費をおさえられる可能性があります。今回のケースでは、1ヶ月に約2220円の節約になる結果となりました。
また、ドラム式洗濯機乾燥とガス乾燥機にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、コスト面以外も比較したうえで選ぶことをおすすめします。
出典
シャープ株式会社 04.タテ型とドラム式 節水・省エネ能力の違い
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー