家を建てる予定があり、固定電話を契約するかどうか迷っています。スマホだけで十分だと思っているのですが、固定電話を使っている家庭ってどのくらいあるのでしょうか?

配信日: 2024.12.08

この記事は約 3 分で読めます。
家を建てる予定があり、固定電話を契約するかどうか迷っています。スマホだけで十分だと思っているのですが、固定電話を使っている家庭ってどのくらいあるのでしょうか?
新しい家を建てる際に、固定電話を契約するべきか迷う方も多いでしょう。スマホだけでも生活が成り立つなかで、固定電話を導入する必要があるのか気になるものです。
 
また近年、固定電話を保有している世帯が減少傾向にあるといわれていますが、実際にはどの年代でどれほどの割合で固定電話が利用されているのか知りたい方も多くいるかもしれません。
 
そこで本記事では、固定電話を保有している世帯の割合や、メリット・デメリットを費用面のポイントも含めて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

固定電話を使用している世帯の割合

政府統計の総合窓口に掲載されている「令和5年 通信利用動向調査」によると、固定電話を利用している世帯は、全体の57.9%ほどいます。年齢別の保有割合は、図表1の通りです。
 
図表1

20~29歳 5.4%
30~39歳 9.1%
40~49歳 43.3%
50~59歳 70.2%
60~69歳 79.3%
70~79歳 80.2%

出典:総務省「令和5年 通信利用動向調査 世帯全体編」より筆者作成
 
年齢別に割合を見てみると、40歳以下の保有率は10%に満たないですが、40歳以上になると一気に高くなることが分かります。特に50歳以上では7割以上、60代以上では8割近くの方が固定電話を所有しているようです。
 
固定電話の利用状況は年齢層による顕著な差が存在しているようです。携帯電話が普及する前は固定電話が生活に欠かせない存在だったため、年齢が高い世代にはその名残が強く残っていると考えられます。
 

固定電話を利用するメリット

固定電話を家庭に設置しておくことには、いくつかのメリットがあります。例えば、FAX機能付きの固定電話があれば、自宅からFAXを送信できます。仕事などでFAXが必要な場合には、わざわざコンビニに行く必要はありません。ビジネスでFAXの利用頻度が高い方にとっては、すぐに送信できる安心感があるでしょう。
 
また、固定電話のアナログ回線は、災害などによる停電にも強みがあります。多くの固定電話は、停電しても基地局が無事であれば通話が可能で、災害時に頼れる連絡手段として役立ちます。スマホの通信障害が発生している場合や故障してしまった場合でも、固定電話があれば活躍するでしょう。
 
また、固定電話の通話料金はサービスやキャリアによって異なりますが、携帯電話と比較して安価なケースがあります。例えば、全国一律の通話料金の設定などを通話頻度が高い方が利用すると、通信費の削減につながるでしょう。
 
さらに、IP電話を利用すればお得な料金での通話が可能です。電話をかける機会が多い方にとっては、費用面でのメリットも固定電話を利用する理由になるでしょう。
 

固定電話にかかる費用を抑えるポイント

固定電話の費用を抑えるためには、むだな通話や長電話を減らすことが大切です。長時間の通話が習慣になっている場合は、固定電話の使用頻度を見直しましょう。必要な連絡はメールやメッセージアプリなど、他の連絡手段に切り替えることで節約につながります。
 
どうしても長時間の通話が避けられない場合には、通話料金が固定されたプランを選ぶことで料金を抑えられるでしょう。
 
また、固定電話の利用頻度が低い場合は、思い切って解約するのも一つの手段です。固定電話は利用していなくても毎月基本料金が発生するため、解約すれば月々の基本料金を節約できます。固定電話の解約に不安のある人は、不要なオプションの解約や光回線・IP電話に切り替えるといった方法を検討するとよいでしょう。
 

固定電話の役割などを確認して通信費を抑えよう

40歳以上の多くの世帯では、固定電話の保有率が高い傾向にあることが分かりました。特に50歳以上の年代は、自宅に固定電話があるのが一般的です。また、災害時のリスク対策や日常の通話費節約を理由に、固定電話を利用しているケースも少なくありません。
 
一方で、20代ではスマホの利用が普及しており、固定電話を必要としていない方が多いことが考えられます。固定電話のメリットとデメリットを理解したうえで、自身の生活スタイルにあわせて契約を検討しましょう。
 

出典

総務省 令和5年 通信利用動向調査 世帯全体編 統計表セット 世7表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集