更新日: 2024.12.08 その他家計

夫婦で学生時代の後輩の結婚式に参列予定ですが、ご祝儀を「5万円」と「7万円」で迷っています。5万だと少なく7万だと高い気がしています。夫婦で参列する場合の相場はいくらなのでしょうか?

夫婦で学生時代の後輩の結婚式に参列予定ですが、ご祝儀を「5万円」と「7万円」で迷っています。5万だと少なく7万だと高い気がしています。夫婦で参列する場合の相場はいくらなのでしょうか?
結婚式に持参するご祝儀は、出席する人数や相手との関係性によって適切な金額が変わります。夫婦で参列する場合、ご祝儀をいくら包めばよいのか悩む方も多いでしょう。
 
本記事では、夫婦連名でご祝儀を渡す際の相場や、ご祝儀の金額について解説します。新郎新婦に気持ちよく式を挙げてもらうためにも、ご祝儀に対するマナーを理解しておきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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夫婦連名でご祝儀を渡す際の相場

恋愛情報メディア「LoveMA!」を運営するウェブスターマーケティング株式会社(東京都渋谷区)が行った、「『結婚式で包んだご祝儀の金額』に関するアンケート調査」(調査日:2021年12月13日、調査人数300人)によると、夫婦2人で結婚式に出席する場合は、連名で5万円とする人が最も多い結果となりました。
 
結婚式のご祝儀は、一般的に1人3万円と考える人も多いでしょう。夫婦2人分であれば6万円と考えがちですが、割り切れる数字は避けられる傾向です。そのため、5万円か7万円かで迷う人が多くいます。アンケート結果からは、5万円を選ぶ人が多いことが分かり、5万円では少ないと感じていた人も安心できるでしょう。
 

夫婦で出席する際のご祝儀で6万円は避けたほうがよい?

結婚式のご祝儀は、「奇数」がよいとされています。偶数は割り切れる数字であり、「別れる」ことを連想させてしまうためです。ご祝儀として6万円を包む際には、1万円札5枚と5千円札2枚にするなど、お札の枚数が奇数になるように工夫する方法があります。
 
また、ご祝儀が5万円では少ないのではと後ろめたい気持ちになる人は、プラスとして別の品物やギフトカードを添えるとよいでしょう。このような形で新郎新婦への心遣いを示せば、喜ばれます。
 

ご祝儀の渡し方について

結婚式の受付でご祝儀を渡す際には、「新郎(あるいは新婦)の友人の〇〇です」と自己紹介してから渡すのが礼儀です。また、ご祝儀袋が傷つかないように、ふくさで包んでおくのがマナーです。
 
ご祝儀袋をふくさから取り出す際の手順は、以下の通りです。
 

1. ふくさを開き、ご祝儀袋を取り出す
2. ふくさを畳んで、その上にご祝儀袋を置く
3. ふくさを時計回りに180度回転させ、相手が文字を読める向きにして、両手で差し出す

 
ご祝儀袋を渡す際に、「本日はおめでとうございます」とお祝いの気持ちを一言添えると丁寧な印象を与えます。さらに、招待状にメッセージカードが同封されている場合は受付で回収されることが多いため、ご祝儀と一緒に提出しましょう。台帳記帳を事前に済ませておくと、スムーズな受付ができます。
 

夫婦のうち一人が欠席するときのご祝儀額は?

夫婦で結婚式への出席を予定していたものの、どちらか片方が欠席することになった場合には金額の配慮が必要です。結婚式で提供される料理や引き出物の個数は、式の2~3週間前に確定しなければならないため、式直前に欠席せざるを得なくなった場合には、2人分のご祝儀を渡すのがマナーとされています。
 
相応の気遣いを示すことで、新郎新婦への感謝の気持ちが伝わるでしょう。
 

結婚式の費用の捻出が難しい場合の対処法

結婚式に参列する際には、ご祝儀代をはじめ、服や美容院、移動などにお金がかかりますが、費用の捻出が難しい場合もあるでしょう。ご祝儀を用意するのが難しい場合には、欠席するか、二次会のみに参加するのも一つの手段です。
 
ご祝儀は新郎新婦を祝う気持ちとして渡されるものですが、相場よりも少ない金額を包むと新郎新婦から印象が悪くなったり、気を遣わせてしまったりする可能性があります。経済的に厳しければ、思い切って欠席することも考えてみましょう。
 
なお、結婚式に欠席する場合でも、親しい間柄であれば1万円程度のお祝い金やプレゼントを贈ることもよくあります。ただし、必ず贈らなければならないというわけではなく、関係性や自身の状況に合わせて検討するとよいでしょう。
 

結婚式でのご祝儀は気持ちが伝わるように渡そう

結婚式に夫婦連名でご祝儀を用意する際には、一般的な相場を踏まえつつ、マナーにも配慮することが大切です。6万円など偶数の額を包むことは避けられる傾向があるため、5万円を基本的な金額と考えてよいでしょう。
 
さらに気持ちを伝えたい場合は、ギフトカードなどを添えるのも一つの手段です。気持ちが伝わるご祝儀で、相手のすてきな門出をお祝いしましょう。
 

出典

ウェブスターマーケティング株式会社 「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額」に関するアンケート調査(PR TIMES)
ウェブスターマーケティング株式会社
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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