同僚の昼食はいつも「カップ麺・野菜ジュース」です。「300円で済む」とのことですが、健康面に影響はないのでしょうか? 問題なければマネしたいです

配信日: 2024.12.11

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同僚の昼食はいつも「カップ麺・野菜ジュース」です。「300円で済む」とのことですが、健康面に影響はないのでしょうか? 問題なければマネしたいです
職場で昼食を食べるとき、周囲が何を食べているか気になったことはありませんか? 例えば、同僚の昼食がいつも「カップ麺と野菜ジュースで300円で済む」と聞いたら、節約のために自分もマネしてみようと考える人もいるかもしれません。
 
しかし、栄養面はどうでしょうか。本記事ではカップ麺や野菜ジュースのコストや、健康への影響について解説します。

カップ麺と野菜ジュースにかかるコスト

本事例では「300円」とのことですが、実際にカップ麺と野菜ジュースを購入した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
 
商品の種類やメーカー、販売されている店舗によって、価格は大きく異なります。カップ麺は1個あたり150~300円程度で販売されています。また、野菜ジュースは1本100~150円前後です。組み合わせにもよりますが、カップ麺と野菜ジュースを両方買っても、合計300円程度で済むと推測されます。
 
1食あたり300円であれば、確かに外食したりお弁当を買ったりするよりも安く済むでしょう。またカップ麺はお湯を注いで待つだけなので、ほとんど調理の手間がかかりません。野菜ジュースは健康的だという印象を持つ人も多いでしょう。
 
どちらもコンビニなどで手軽に買えるものなので、コスパよく昼食を食べたい人はつい選んでしまうかもしれません。
 

カップ麺と野菜ジュースだけの食事が健康に与える影響

カップ麺も野菜ジュースも手軽で安価な食べ物ですが、栄養バランスや健康への影響はどうでしょうか。
 
カップ麺は塩分が多く含まれる食品です。厚生労働省が目標とする1日の塩分摂取量は、男性で7.5グラム未満、女性で6.5グラム未満ですが、カップ麺に含まれる塩分は約4グラム程度と目標量の半分以上を占めています。
 
塩分を摂り過ぎると高血圧につながります。高血圧が進んで動脈硬化になってしまうと、心筋梗塞や心不全、脳梗塞などのリスクが高まります。このように、高血圧は生死に関わる病気に大きく影響するので、摂り過ぎには注意しましょう。
 
次に野菜ジュースです。野菜ジュースは野菜の栄養をバランス良く取れるように工夫がされていますが、ビタミンCや食物繊維が少ない傾向にあります。野菜の代替というよりも、野菜不足を補える飲み物と考えておくと良いでしょう。
 
また野菜ジュースの種類によっては、飲みやすくするために塩分や糖分が加えられているものもあります。糖分の摂り過ぎは肥満や糖尿病のリスクを高めるため、飲み過ぎには注意しましょう。
 

健康的な昼食にするために

カップ麺から摂取する塩分量を減らすために、汁を全て飲み干さずに残すようにしましょう。これだけで1食分の塩分摂取量を大幅に抑えられます。また、低塩タイプのカップ麺を選ぶのも良いでしょう。
 
また野菜ジュースよりも生野菜のほうが、ビタミンや食物繊維を豊富に摂取できます。サラダチキンやゆで卵がトッピングされているものを選ぶと、たんぱく質も摂取できるのでおすすめです。
 
毎日同じ食事が続くとどうしても栄養が偏るものです。たまには「おにぎりとカップみそ汁」「パンとカップスープ」にするなど、無理のない範囲で、少しずつ改善していくと良いでしょう。
 

少しの工夫で健康とコストの両立を目指そう!

仕事で忙しいと、お金も時間も多く使わずに食べられるものを選びたくなるかもしれません。
 
カップ麺も野菜ジュースもそれ単体では健康を害する食品ではありませんが、長期的に栄養が偏ると、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。毎日は難しくても、栄養バランスを整える工夫を取り入れましょう。
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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