「ハンバーグの素」に頼りがちな娘。「割高」でも「時短」を重視する人が多いのでしょうか?
配信日: 2024.12.12
そこで本記事では、日本生活協同組合連合会が行ったアンケート結果を基に「節約と時短の意識」について深掘りします。「どのような節約を行っているのか」「時短を重視したい人はどれくらいいるのか」などについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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若年層の約5割が時短を優先している
日本生活協同組合連合会が行った「『節約と値上げ』の意識についてのアンケート調査」に、「食品を買うときに、多少高くても買う理由になるものは?」との質問があります。
この質問に対する主な回答は、以下の通りです。
・おいしい(71.3%)
・国産品(57.7%)
・添加物不使用または少ない(42.0%)
・時短できる(31.2%)
・摂りたい栄養素を含んでいる(29.9%)
上位を占める、「おいしい」「国産品」「添加物不使用・添加物が少ない」といった回答は、前年度同様にランクインしています。
一方で、「時短できる」も前年同様にランクインしていますが、20代と30代の回答率が約5割という結果でした。アンケートの結果からは「時短を意識して商品購入している若年層が、昨年よりも増加している」ことが読み取れます。
時短できる食品の例として、ハンバーグの素や麻婆豆腐の素など、肉や野菜に混ぜて火を通すだけで一品が完成する商品もあります。
ハンバーグヘルパーはどれくらい時短になる?
時短できる食品の一例として、「ハンバーグヘルパー」をご紹介します。ハンバーグヘルパーとは、約200円〜300円で販売されているハンバーグの素で、4〜5個ほど作れるものが2袋入っているケースが一般的です。
ハンバーグの素をひき肉に混ぜるだけで作れるため、少ない材料で済む点が魅力の一つでしょう。
本来ハンバーグには、みじん切りした玉ねぎやパン粉、卵や牛乳などを使うため、材料が多くなりがちです。材料をそろえるだけで、ハンバーグヘルパーの価格を超えてしまうかもしれません。
また、工程も多く、玉ねぎをみじん切りにして炒めたり、パン粉を牛乳に浸したりと時間がかかります。
一方ハンバーグヘルパーの場合は、水または牛乳と混ぜて1分ほど置いたあと、ひき肉と混ぜ合わせ、フライパンで約10分焼くだけのため、おそらく15分程度で完成するでしょう。すべて自分で作る場合は、15分で完成させるのは難しいため、大幅な時短になると考えられます。
約9割が節約を意識している
日本生活協同組合連合会が行ったアンケートでは、「普段、節約を意識しているか」との質問対して「強く意識している」と答えた人が23.8%、「ある程度意識している」と答えた人は70.1%になっており、9割以上の方が節約を意識していることが分かります。
節約をしていると答えた主な理由は、以下の通りです。
・モノやサービスが値上がりしているから
・将来の生活に備えて貯蓄するため
・不況、景気への不安がある
昨今続く値上がりや、将来への貯蓄など、経済面での不安に備えようとしていることがうかがえます。
また、節約をした項目については、食料品や外食が上位で、衣類、水道光熱費と続きました。この結果から、主に食費を節約する傾向にあることが分かります。
さらに、7割以上の方が「今後も食費を節約したい」「今まで以上に食費を節約したい」と回答しています。特に20代では、39.7%が「今まで以上に食費を節約したい」と答えており、ほかの年代と比較すると高い割合になりました。
年代によっては時短も重視するが、全体的に節約の意識がある
アンケートによると、約9割の人が節約を意識しており、約7割が今後も節約を継続したいと回答しています。節約をする背景には、「モノやサービスの値上がり」「将来のために貯蓄したい」「景気への不安があるから」といった意識があるようです。
一方で、多少割高でも時短を選ぶ「20〜30代」の割合が、約5割であることが分かりました。時短食品の例としては、「ハンバーグの素」などがあります。ハンバーグの素には、あらかじめひき肉以外の材料も含まれているため、調理工程が少なく大幅な時短が見込めるでしょう。
便利な商品を活用して、時短と節約のバランスを取ることが大切です。
出典
日本生活協同組合連合会「節約と値上げ」の意識についてのアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー