歯磨き中「水を出しっぱなし」の夫。寒くなり水からお湯になりさらに困っています…3分間出しっぱなしで「水道光熱費」はどれくらいかかるのでしょうか?
配信日: 2024.12.13
このようななかで、水やお湯を出しっぱなしにした際の水道光熱費が気になる人もいるかもしれません。
今回は、歯磨きの際にお湯を3分間出しっぱなしにしたと仮定した場合のコストについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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歯磨きの際に水またはお湯を出しっぱなしにした場合のコスト
まず、3分間水を出しっぱなしにした場合の水道代を計算します。東京都水道局によると、30秒間水を出しっぱなしにした場合、使用量は約6リットルです。そのため、もし3分間出しっぱなしにした場合の使用量は、約36リットルになると考えられます。
同サイトによると、1リットルあたりの単価は0.24円のため、歯磨き1回あたり約9円です。事例ではさらにお湯にするため、電気代もしくはガス代がかかります。今回はガスを使用した場合で計算します。
ガス代は、水の温度を何度上げたか、使用する水の量、発熱量や熱効率などから計算します。今回の条件は以下の通りです。
・上昇温度:20度から45度まで上げた25度
・ガス料金:130.46円(東京ガス株式会社の料金表のB表より)
この条件で計算すると、歯磨き1回あたりのガス代は約14円です。つまり、お湯を出しっぱなしにして歯を磨いた場合のコストは水道代とガス代を合わせて約23円という結果になります。
1日だと約14円と小さい差のようですが、1ヶ月では約420円です。春までお湯をだしっぱなしにする方法を続けると、水だけのときよりも確実にコストは増えると考えられます。
歯を磨く回数にもよりますが、多くの方は1日に数回磨くため、水道光熱費がかさむことも推測されます。1日あたり3回歯を磨くのであれば、水だけなら約27円ですが、お湯を出しっぱなしにした場合は約69円となります。1ヶ月では1260円の差となり、もしこれが半年続けば約7560円と大きな差になるでしょう。
歯磨きにかかわる水道光熱費を軽減する方法
歯磨きで水を出しっぱなしにした場合は約9円、お湯を出しっぱなしにすると約23円のコストがかかることが分かりました。もし歯磨きにかかるコストをおさえたい場合には、まずは水の出しっぱなしを止め、コップに必要な量の水を汲んで磨く方法に変えるとよいでしょう。
東京都水道局によれば、30秒水を出しっぱなしにせず、コップに水を汲んで歯を磨けば、水道の使用量が6リットルから0.6リットルになるとのことです。そのため、1回あたりの金額は約0.1円となり、3分間出しっぱなしにしていた場合の約9円よりも大幅に節約できる可能性があります。
お湯を使う際は、あらかじめポットで沸かしたお湯を水で薄めて使用する方法もあります。歯磨きは毎日数回行うため、積み重なると月単位、年単位で大きな出費になっている可能性もあります。コップを使う、お湯にしたい場合は温めてあるものを薄めるといった工夫でコストを軽減していきましょう。
歯磨き中3分間お湯を出しっぱなしにしたらコストは約23円
事例のように、歯磨き中お湯を出しっぱなしにすると1回あたり約23円のコストであることが分かりました。寒い季節だけとはいえど、毎日数回行えばコストがかさむ可能性もあります。
歯磨きの際の水やお湯の出しっぱなしは止め、コップに水を汲んで歯磨きをしたり、ガス代節約のために使う分だけ温めたりすることで節約できる可能性があります。パートナーとガス代や水道代の情報を共有し、使い方を見直しましょう。
出典
東京都水道局 くらしと水道
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー