500円玉貯金で20万円貯めました。お札に両替したいのですが、手数料はかかるのでしょうか?
配信日: 2024.12.18
そこで気になるのが、両替の際にかかる手数料です。本記事では、大量の500円玉を両替する際に発生する手数料と、500円玉貯金を実践する際のメリット・デメリットを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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500円玉からお札への両替でかかる手数料
貯めていた500円玉を金融機関で両替する場合、条件によっては手数料が発生します。多くの金融機関では、無料で両替できる硬貨の上限が定められているため、その範囲を超えてまとめて両替すると、手数料が生じるというわけです。
例えば、銀行窓口で両替をする場合、A社では硬貨100枚まで両替手数料が無料ですが、それ以上をまとめて両替すると手数料が発生します。一方、B社では1枚から手数料がかかります。
また、キャッシュカードを持っている場合は、両替機を利用して10枚まで無料、11枚以上で数百円の手数料がかかる銀行が多いです。ただし、取り扱いをしていないところもあるため、注意が必要です。
枚数や手数料、取り扱いの有無は利用する金融機関によって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
500円玉貯金を実践するメリット
ここでは、500円玉貯金を実践するメリットを3つ紹介します。
手軽に始められる
500円玉貯金は、節約や貯蓄の方法のなかでも手軽に始められます。貯金箱や貯金額を記録できるものを用意すれば、すぐにスタートが可能です。貯金箱の製品をわざわざ購入せずとも、大きめの箱を用意すれば貯金箱代わりになります。
楽しみながら継続できる
500円玉貯金は、〇〇円貯まったら自分に小さなご褒美をあげたり、アプリを使ってゲーム感覚で楽しんだりして、楽しみながら継続できる貯金方法です。少しずつ貯まっていく硬貨をみると、モチベーションが上がります。
50円や100円玉貯金も手軽に始められる貯金方法ですが、両替する際に量のわりに貯金額が少ないと感じてしまうかもしれません。一方、500円玉なら数十枚でもまとまった金額になるというのもメリットの一つです。
自然と節約できる
500円玉貯金をすると、貯金の習慣が身について自然とお金の使い方に変化が現れます。これまでは、財布に500円玉があればコーヒーを購入していた方も、貯金のためにコーヒー代を節約できるかもしれません。ちょっとした意識の変化によって、より貯金が継続できるようになるでしょう。
500円玉貯金のデメリット
ここでは、500円玉貯金を実践するデメリットを3つ紹介します。
お釣りで500円玉をもらおうと意識しすぎてしまう
500円玉貯金をしていると、会計時にお釣りで500円玉をもらえるよう意識しすぎてしまう方もいるでしょう。毎回お釣りの計算をしながら買い物をするのは手間がかかり、人によってはストレスを感じてしまう場合があります。
キャッシュレス決済をよく使う人は実践しにくい
近年は、支払いに現金ではなく、キャッシュレス決済を主に利用する方が増えています。普段から現金を使わずに、キャッシュレス決済で支払いをしているのであれば、現金でお釣りをもらう機会がないため、500円玉貯金は思うようにできません。
一方、貯金のために現金支払いに切り替えると、キャッシュレス決済で受けていた恩恵を受けられなくなってしまいます。また、キャッシュレス決済に慣れていると、現金を持ち歩くのを煩わしく感じて断念してしまう方もいるでしょう。
大量の500円玉の両替には手数料が発生する
先述したように、大量の500円玉をまとめて両替しようとすると手数料が発生します。せっかく貯金を行っていても、手数料が生じてしまえば、その分の金額を損してしまいます。
たくさん貯めてから両替したいと考える方も多いでしょうが、金融機関での両替を検討している場合は、手数料無料の上限枚数を事前にチェックして、範囲内に収まる枚数で両替を行いましょう。
なお、銀行口座に入金をすれば、銀行によっては一定の枚数まで手数料がかかりません。小銭で一度口座に入金をした後に、引き出しをすればお札が出てきます。
500円玉貯金を続けるコツ
500円玉貯金を継続して行うには、目標を明確に設定しておきましょう。例えば、海外旅行に行く資金を貯めたい、新しいパソコンを買いたいなど、目標金額達成後に何がしたいかを決めておくことでモチベーションが上がり、継続しやすくなります。
また、両替時の手数料を考慮して、手数料がかからない範囲で目標金額を設定するのも一つの手段です。
500円玉貯金の両替は枚数によって手数料が発生する
500円玉貯金をお札に両替するとき、枚数によっては手数料が発生します。貯金額が20万円の場合は400枚貯まっていることになるため、多くの金融機関で手数料が生じると考えられます。
手数料分の金額が無駄になってしまうため、最終的に両替をしたいと考えている場合は、手数料が無料になる範囲を事前にチェックしておくことが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー