年末は夜行バスで「11時間」かけて帰省するという息子。往復「4万円」近くかかるけれど、親として「新幹線代」を出してあげるべき? 時間・費用差も比較
配信日: 2024.12.24
親としては、安くても長時間バスに乗っていたら身体が疲れてしまうのではないかと心配になってしまうかもしれません。新幹線代は出してあげるべきなのでしょうか。
本記事では、仮に東京から鳥取県米子まで帰省する場合、夜行バス、新幹線で時間と費用はどれだけ違うのかを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:小林裕(こばやし ゆう)
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
目次
夜行バスを利用する場合の所要時間はおよそ11時間、料金は9400~1万7900円程度
比較サイトを参照すると、夜行バスの所要時間はバスタ新宿から米子駅南口まででおよそ11時間であり、4列席での料金は9400~1万7900円程度のようです(2024年12月20日時点)。
夜行バスの場合は、予約を取る日によって大きく金額が変動します。この金額は年末年始の料金を参照していますが、繁忙期は比較的高額になります。利用予定日の料金は比較サイトなどで必ず確認しましょう。なお、東京駅からバスタ新宿まではJRで約16分、費用は210円です。
新幹線を利用する場合の所要時間は約5時間48分で料金は2万2110円
新幹線を利用する場合、東京から岡山まで新幹線で移動し、岡山から米子まではJR特急やくもで移動するルートが想定されますが、その際の所要時間は約5時間50分で料金は2万2110円です。
ただし、新幹線移動の場合は「学生割引」や「往復割引」が適用できる可能性がありますので、利用前にみどりの窓口などでぜひ確認してみてください。
夜行バスと新幹線それぞれの移動手段の比較
夜行バスで移動する場合と新幹線で移動する場合のそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
夜行バスで移動する場合
夜行バスで移動する場合のメリットは「料金が比較的安いこと」です。新幹線での移動と比較すると、年末年始の料金であったとしても比較的安い金額で移動することができるでしょう。
しかし大きなデメリットはやはり「乗車時間の長さ」です。およそ11時間の乗車は、身体に大きな負担がかかります。夜間に寝ながら移動するとはいえ、自宅のように足を伸ばしてゆったり眠ることはできません。途中で何度も停車し休憩時間はありますが、移動が長くなるにつれて疲れはたまります。
翌朝実家に到着した後も疲労から眠ることになることも考えられ、到着した1日が潰れる可能性もあります。
新幹線で移動する場合
新幹線で移動する場合のメリットは夜行バスで移動する場合との裏返しで、「移動時間が比較的短いこと」です。夜行バスよりも大幅に短い時間で移動できるため、疲労の蓄積は軽減できるはずです。
一方でデメリットは「料金が比較的高いこと」です。夜行バスと比較すると往復料金が高く感じてしまうでしょう。ただし前述した通り、「学生割引」や「往復割引」が適用できる場合はより安く乗車できますので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
本記事では東京から米子に移動する場合の移動手段について、夜行バスと新幹線の比較をしてみました。遠く離れてしまった子どもが帰って来てくれる機会は今後どのくらいあるでしょうか。
せっかく一緒の時間を過ごせるのであれば、少しでも子どもには疲れをためないようにゆったりと移動をしてもらい、健康に帰ってきてほしいですね。各家庭の状況によるところはありますが、新幹線で帰ってきてもらえるように、お年玉という形で資金援助をしてあげるのも良いかもしれません。
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート