換気扇の掃除が面倒なので業者に頼みたいのですが、自力で行う場合と比べてどれだけ高くなるでしょうか？

キッチン周りの掃除は、家事の中でも手間がかかる作業の一つです。家族にタバコを吸う人がいる場合には、厄介なヤニ汚れがこびりついてしまいます。ヤニ汚れは見た目だけでなく清潔さにも影響をおよぼすため、定期的な掃除が欠かせません。特に換気扇掃除は、自力で行うか業者に頼むかで手間や費用が大きく変わります。
 
本記事では、換気扇掃除の方法と費用について解説します。

換気扇の汚れはヤニや油が原因

ヤニ汚れはタバコの煙に含まれる成分が原因で、換気扇の表面にこびりつきます。油汚れと混ざり合うことで、通常の掃除では簡単に落とせないほど頑固な状態になることもあるのです。
 
タバコを吸う場所が換気扇の下であれば、ヤニ汚れが集中するため、掃除の頻度や方法を見直す必要があります。自分で掃除するか、それとも専門の業者に依頼するか、いずれにしてもヤニ汚れの性質を理解して適切な対応を取ることが大切です。
 

換気扇を自分で掃除する方法

換気扇の掃除を自分で行う場合、家庭にある重曹や市販の洗剤を活用することで、費用を抑えつつ効果的に汚れを落とせます。
 
換気扇のヤニ汚れを落とす際に重宝するアイテムが重曹です。重曹を10倍の水で薄めたものを換気扇の汚れた部分にスプレーして、少し時間を置いてから拭き取るとヤニや油汚れが緩みやすくなります。
 
また、換気扇から取り外したパーツをカップ1杯程度の重曹を溶かした水に浸けておけば、汚れが浮き上がりやすくなり、スポンジで軽くこするだけで汚れが落ちるでしょう。
 
市販のオレンジオイル洗剤も換気扇掃除におすすめのアイテムです。油汚れやヤニ汚れを浮き上がらせるだけでなく、消臭や殺菌効果も兼ね備えています。スプレータイプのものを換気扇やその周辺に直接吹きかけて使用します。拭き取りが簡単で、汚れが蓄積した部分でもしっかり洗浄できるでしょう。
 
使用する洗剤や重曹は、どれも数百円程度で購入できます。ただし、自力で掃除するには、換気扇を分解したり、洗浄後に組み立て直したりといった作業が必要です。また、頑固なヤニ汚れの場合、何度も洗浄を繰り返すことが求められるため、時間と労力がかかる点には注意しましょう。
 

業者に頼んで掃除するのも一つの手段

換気扇の頑固な汚れに悩まされている場合、業者にクリーニングを依頼するのも一つの手段です。換気扇クリーニングを業者に依頼した場合の費用は、通常7000円から2万円程度が相場です。
 
ただし、これは基本的な清掃料金であり、使用する洗剤や掃除の手法、追加オプションの有無によって費用が変動する可能性があります。キッチン全体のクリーニングを依頼した場合や、換気扇の内部構造まで分解して徹底的に清掃する場合には、料金がさらに高くなることもあるでしょう。
 

換気扇掃除を業者に依頼するときの節約のコツ

ここでは、換気扇掃除を業者に依頼する際に役立つ節約のコツを紹介します。まずは、複数のクリーニング業者から見積もりを取りましょう。
 
最低でも3社以上の料金やサービス内容を比較することで、相場を把握しつつ、コストパフォーマンスの高い業者を選べます。業者ごとに料金設定や作業内容、使用する洗剤の種類が異なるため、事前に口コミや作業実績も確認しておくと安心です。
 
なお、換気扇クリーニング単体ではなく、キッチン全体や浴室、トイレなどの「水回りクリーニング」を依頼すると、割引が適用される場合があります。このようなパッケージプランを活用することで、個別に依頼するよりも総額を抑えられる可能性があります。
 
特に年末の大掃除シーズンには、各業者がキャンペーンを実施することもあるため、タイミングを見計らって依頼するのも効果的でしょう。
 

自分で掃除するよりも7000円から2万円ほど費用がかかる

自力で換気扇を掃除する場合は、重曹や市販の洗剤などを利用すれば、数百円程度の費用で済ませることが可能です。ただし、時間や労力が必要で、汚れが特にひどい場合には効果を実感するまでに何度も作業を繰り返す必要があるでしょう。
 
一方、業者に依頼する場合の費用は7000円から2万円程度が相場です。値段はやや高いかもしれませんが、プロの技術による確実な清掃と、掃除にかかる時間を他のことに使えるメリットがあります。
 
どちらの方法を選ぶにせよ、換気扇の汚れは放置せずに定期的にケアを行うことが大切です。自分のライフスタイルや予算に合わせて適切な方法を選び、快適なキッチン環境を維持しましょう。
 

出典

三菱電機のハウスクリーニング　レンジフード｜レンジフード・キッチン
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー