「ジェルボール」を1回の洗濯で2個使いする妻。しょっちゅう買い足しているのですが「液体洗剤」のほうが節約できるのではないでしょうか?

配信日: 2024.12.26

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「ジェルボール」を1回の洗濯で2個使いする妻。しょっちゅう買い足しているのですが「液体洗剤」のほうが節約できるのではないでしょうか?
洗濯洗剤の種類には、粉末洗剤や液体洗剤のほか、液体洗剤が水溶性の特殊なフィルムでパックされてボール状になっている「ジェルボール」とよばれる商品もあります。
 
洗濯洗剤は洗浄力や使い勝手のよさも重要なポイントですが、値段で選ぶ人もいるでしょう。ジェルボールを1回に2個使うとコストがかさむと思う方もいるかもしれません。
 
本記事では、ジェルボールの特徴やコストパフォーマンスを液体洗剤と比較した結果などをご紹介します。さらに洗濯洗剤の量が多すぎる場合の注意点も解説します。
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「ジェルボール」と「液体洗剤」のコストの違いは?

まずは、ジェルボールと液体洗剤の値段を比較してみましょう。あるネットスーパーでは、それぞれ以下のような値段で販売されています。

●ジェルボール11個入り:372円(税込み)、1個あたり約34円
●液体洗剤720グラム:544円(税込み)

上記のジェルボールは洗濯水量30~65リットルにつき1個、55リットル以上あるいはより洗浄力・消臭力などが欲しいときは2個使用することが推奨されています。今回の事例では「1回の洗濯で2個使いする」ということなので、1回につき約68円かかります。11個入りなので5回程度の洗濯で買い足しが必要になるでしょう。
 
一方、上記の液体洗剤は洗濯水量35リットルで約35ミリリットル、50リットルで約50ミリリットルの使用量とされています。毎回50リットルの水量で洗濯したとして、1回につき約38円かかる計算です。洗剤の容量が720グラムなので、約14回の洗濯で買い足しが必要になります。
 
両者を比較すると、洗濯1回あたりの費用が安く、洗濯できる回数も多いのは液体洗剤のほうであることが分かります。ただし、ジェルボールを1個使う場合は、液体洗剤よりも若干コストが抑えられるようです。
 

「ジェルボール」のメリット・デメリット

ジェルボールは「洗浄」「消臭」「抗菌」などに効果のある成分がそれぞれ分かれてフィルムに包まれているため、効果を打ち消すことなく強い洗浄力を発揮しやすいという特徴があります。つけ置きなしでも洗濯物がきれいになるといわれており、家事の時短にもつながる可能性があります。
 
また、計量の必要がないことや洗剤がこぼれる心配がないこと、詰め替えの手間がかからないことなどもメリットです。
 
その反面、使用量を調整できないので少ない量の洗濯をしたいときには不便を感じることもあるでしょう。保管方法が悪いとフィルムが破れて洗剤が溶け出してしまうおそれもあるため、注意が必要です。
 

洗濯洗剤の量が多すぎる場合の注意点

今回の事例では「1回の洗濯でジェルボールを2個使用する」ということですが、洗濯物の量が少ないときなどは洗剤の量が多すぎるとトラブルの原因になることもあるため気をつけましょう。
 
適量を超えた量の洗剤を使用することで、衣類が傷みやすくなったり、泡立ちすぎて逆に汚れが落ちにくくなったりする可能性があります。また、洗剤が十分に落ちきっていない衣類が肌に触れることで、肌荒れの原因になることも考えられるでしょう。洗濯機に残った洗剤が栄養分となり、カビが繁殖しやすくなるおそれもあります。
 
そのため、洗濯物の量や汚れの度合いなどを考えずに、なんとなく洗剤を多めに使用することは避けたほうがよいでしょう。
 

ジェルボールを1回に2個使用するなら液体洗剤のほうが節約になる可能性がある

ジェルボールは洗浄力が強く、液体洗剤と違って計量の手間がかからないことなどもメリットです。しかし、今回の事例のように「1回の洗濯に2個使用する」という場合は、液体洗剤よりコスパが悪くなる可能性があります。
 
洗濯物の量が少ないときなどに洗剤を多めに入れると衣類を傷めたり大量の泡で汚れが落ちにくくなったりすることもあるため、ジェルボールの使用量はよく考えて決めることが大切です。
 
もしも買い足す頻度が高いようであれば、液体洗剤の使用も検討したほうがよいかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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