週5出社のサラリーマンは、どれだけの光熱費を浮かせている?年間の光熱費を解説

配信日: 2024.12.25

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週5出社のサラリーマンは、どれだけの光熱費を浮かせている?年間の光熱費を解説
家にいる時間が長いと、電気代や水道代などの光熱費も上がってしまいます。光熱費の高騰が懸念されている現在、節約をする人も増えているようです。
一方、サラリーマンの場合は家にいるのが夜だけのことが多いため、光熱費も安くなります。今回の記事では、週5日で出社するサラリーマンはどのくらい光熱費を節約できているのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らしの場合の光熱費平均

まずは一人暮らしの場合の光熱費についてみてみましょう。
総務省の家計調査によると、2023年の単身世帯の光熱費は1万3045円、2人以上の世帯は2万855円です。比較すると1万円弱の差があることがわかります。
一人暮らしだと、お風呂はシャワーで済ませることが多かったり、洗濯を2日に1回にしたりと電気や水道を使わないことが多くなります。特にサラリーマンのように日中仕事をしていて家にいない日が多くなると、光熱費をさらに節約することが可能です。
 

週5勤務のサラリーマンの光熱費はどのくらい?

次に、サラリーマンの光熱費がどのくらいかかるのかを具体的に解説します。主に洗濯機を回す回数と、夜の電気使用料に着目します。
 

洗濯機1回あたりの光熱費

まず、洗濯機を1回回すとどのくらいの光熱費がかかるのかをみてみましょう。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、1kWhの単価は31円です。
洗濯機を1回回すのにかかる消費電力を60Whだとすると、かかる電気代は0.06kWh×31円=1.86円です。また、水道代は1リットルあたりの平均は0.2円となっています。洗濯機に使う水の量を110リットルとすると、110リットル×0.2円=22円がかかる計算です。
電気代と水道代を合わせると、洗濯機1回回すのにかかる費用は、1.86円+22円=23.86円となります。
 
イエプラコラムのアンケートによると、一人暮らしの場合の洗濯機の頻度が2~3回と答えた人が44%となっています。一人暮らしのサラリーマンが週2回洗濯機を回すとすると、1ヶ月あたりにかかる費用は、23.86円×8回=約190円となり、1年間でも2280円です。
 
毎日1回洗濯機を回す場合は、1ヶ月で23.86円×30回=約715円、1年間で8580円です。洗濯機を回す回数が減るだけでも光熱費を抑えることができます。
 

夜電気をつけるときにかかる電気代

次に、電気をつけるとどのくらい電気代がかかるのかをみていきましょう。
18時に帰宅し、0時就寝のサラリーマンを仮定して計算します。
LED照明で消費電力が40kWhの場合は0.04kWh×6時間×31円=7.44円です。そうすると、1ヶ月で223.2円、1年間で2678.4円となります。
 

1年間でかかる電気料金

オクトパスエナジーによると、関東在住で1人暮らしの場合、1ヶ月最大で6912円、一番安くて4350円となっています。
総務省の家計調査では、二人以上世帯の場合の電気代が1万3028円となっています。一人暮らしの方が圧倒的に光熱費は安いといえるでしょう。また、週5日勤務のサラリーマンの場合は普段家にいる時間が少ないため、光熱費が平均に満たないこともあると考えられます。
 

さらに光熱費を抑えたい場合

一人暮らしのサラリーマンの場合、休日や自分の趣味にお金を使いたいと考える方も多いのではないでしょうか。そのための費用を捻出するのに高価があるのが、光熱費の節約です。
節約の例として、電力会社の見直しがあります。電気会社によっては、昼間よりも夜の電気使用量が安いところもあります。東京電力の夜トク8の場合、23時から朝7時までの電気使用量が31.64円です。お風呂や洗濯をなるべく遅い時間にすることで、電気代を抑えることができます。また、普段から夜更かしが多い人も、夜がお得になるプランにすれば光熱費を抑えられるでしょう。
 

光熱費を抑えるには節約が大切

サラリーマンは一般家庭と比べると、光熱費は安くなります。また、電気を使う時間を考慮すればさらに光熱費を抑えることが可能です。サラリーマンの一人暮らしでなくても、普段から節約を意識すれば出費を抑えることができます。毎日少しの節約も大切です。光熱費を抑えたい方は、節約を意識した生活を送るようにしましょう。
 

出典

総務省 家計調査
国土交通省 いま知りたい水道
東京電力 夜トクプラン
オクトパスエナジー グリーンな電気を、もっと安く!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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