Wi-Fiルーターを設置しているのに、あまりネットを使用していない実家の両親。ネット回線を使っていないときも「電気代」はかかっているのでしょうか?
配信日: 2024.12.26
本記事では、Wi-Fiルーターにかかる電気代を確認するとともに、インターネット使用量が少ない場合のWi-Fiルーターの選び方や、お得な利用方法について詳しくご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
Wi-Fiルーターにかかる電気代はいくら?
Wi-Fiルーターにかかる1時間あたりの電気代は「消費電力(キロワット)×1時間×電気料金単価」で計算します。今回は、消費電力(最大)が16.2ワットのWi-Fiルーターにかかる電気代をみていきましょう。
電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用します。計算すると、1時間あたりの電気代は「0.0162キロワット×1時間×31円/キロワットアワー=約0.5円」となります。
Wi-Fiルーターはネット回線を使用していなくても、基本的に24時間電源を入れた状態にしている家庭が多いでしょう。1時間あたりの電気代が約0.5円なので、24時間で約12円、1ヶ月(30日)だと約360円です。ただし、これは最大消費電力で使用した場合の電気代なので、実際にはもっと安くなると考えられます。
それでも月々の電気代が気になるようなら、消費電力量が少ないWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。
Wi-Fiルーター選びのポイントは?
Wi-Fiルーターを選ぶ際にチェックしたいポイントは、消費電力量以外にもいくつかあります。それによって機種が変わってくるため、インターネットの使用状況にあったものを選ぶことが大切です。
まず、通信範囲を確認しましょう。Wi-Fiルーターには「一戸建て向け」や「ワンルーム向け」などさまざまなタイプがあるため、自宅にあったものを選ぶ必要があります。一戸建てに住んでいても「リビングでしかインターネットを使わない」という場合であれば、ワンルーム向けの製品でもよいかもしれません。
また、通信速度も重要なポイントです。契約している回線にもよりますが、動画を見たりオンラインゲームをしたりすることが多い場合は、通信速度にこだわってWi-Fiルーターを選ぶことをおすすめします。今回の事例のように「インターネットをあまり使用していない」ということであれば、通信速度にはそれほどこだわらなくてもよい場合もあるでしょう。
Wi-Fiをお得に利用する方法
インターネットの使用量が少なく「Wi-Fiにかかる費用をできるだけおさえたい」という場合は、節電機能付きのWi-Fiルーターを選ぶとよいでしょう。インターネットを使用しない時間帯を設定しておけば、その時間帯はWi-Fiルーターの電源がオフになり、電気代を節約できます。
また、電力会社や電気料金プラン、プロバイダーの見直しを検討することもひとつの方法です。今は選択肢も豊富で自分のライフスタイルにあったものを選びやすくなっているため、探してみるとよいでしょう。
インターネットを使っていなくてもWi-Fiルーターの電源が入っていれば電気代はかかる
Wi-Fiルーターはインターネットを使用していないときも電源が入っていれば電気代がかかるため、月々いくらぐらいになるのか気になる人もいるでしょう。
消費電力にもよりますが、1ヶ月の電気代は360円程度の場合もあるようです。それほど高額になることはないと考えられますが、少しでも費用をおさえたい場合は、節電機能のあるWi-Fiルーターを選んだり、電気料金プランなどの見直しを検討したりするとよいでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー