少ない手取りでも貯金ができる! 一人暮らしの家計見直し術と無理のない節約法

配信日: 2024.12.28

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少ない手取りでも貯金ができる! 一人暮らしの家計見直し術と無理のない節約法
一人暮らしを始めたばかりの方にとって、手取り18万円で家賃や生活費をやりくりしながら貯金をするのは簡単ではありません。しかし、少しの工夫で無理なく支出を減らし、貯金ができる生活を実現することは可能です。本記事では、家計の見直し方や節約のポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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固定費を見直して毎月の支出を減らそう

一人暮らしの生活費を抑えるためには、まず固定費を減らすことが重要です。固定費は毎月必ず発生する支出なので、一度見直せば継続的な節約効果が期待できます。
 
・通信費の見直し
スマホ代は格安SIMに変更することで、月額料金を1000~3000円程度に抑えられ、大幅に削減できます。
 
・光熱費の節約
節電意識を持つことで、光熱費を減らしましょう。例えば、エアコンの設定温度を下げる、冷蔵庫や便座暖房は季節ごとに温度調整をする、炊飯器や電気ポットは長時間の保温をせずに必要なときだけ使うなど、細かい節電を積み重ねることで年間数千円の節約が可能です。節電方法は、経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」を参考にできます。
 
また、電気料金プランを見直して洗濯機などを割安な時間帯に使用してもよいでしょう。
 
・サブスクリプションサービスの整理
複数加入している動画配信や音楽サービスは、本当に必要なものだけに絞りましょう。サブスク管理アプリやエクセルを活用することで、契約している複数のサブスクが一元管理できて無駄な支出が減らすことができます。
 

食費を抑える工夫で大きな節約効果を得る

食費は毎日の習慣を少し変えるだけで、大きく節約できる項目です。
 
・自炊を習慣化する
コンビニや外食は1食あたり500円以上かかりますが、自炊をすれば1食あたり200〜400円程度に抑えられます。
 
・まとめ買いと作り置き
1週間分の食材をまとめて購入し、無駄な買い物を防ぐことで食費を管理しやすくなります。
 
・お弁当や水筒を持参する
外食ランチに1日1000円かけると、月20日出勤で2万円程度の出費になります。自炊のお弁当が1日300円とすると月6000円ですみ、月1万4000円、年間で16万8000円もの節約ができます。
 

変動費の管理で無駄な出費を防ぐ

変動費は日用品や交際費、娯楽費など、月ごとに金額が変わる支出です。意識的に管理することで節約できます。
 
・日用品の購入を計画的にする
必要なものだけを購入し、セールやポイントの活用やまとめ買いすることで無駄な出費を防ぎます。
 
・娯楽費・交際費の予算を決める
毎月使う上限額を決めておけば、使いすぎを防げます。無料で楽しめるイベントや趣味を見つけるのも効果的です。
 
節約した分は、貯金に回せます。支出の見直しで、「意外と使っていた無駄」を発見できるはずです。
 

先取り貯金で確実にお金を貯める仕組みを作る

貯金を成功させるポイントは、「先取り貯金」です。手取りからあらかじめ貯金額を引いてしまえば、自然と貯まる仕組みが作れます。
 
・手取りの10%を目安に貯金する
給料から貯金に回す額は、収入の20~30%程度が理想といわれています。ただし、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合の平均は11%です。
 
よって、最初は無理せず手取りの10%を目標に貯金をはじめ、余裕が出てきたら増やしていくのもよいでしょう。
 
・少額からでもOK
無理のない金額から始めて、少しずつ貯金額を増やしていきましょう。
 
・自動積立を活用する
銀行の自動積立サービスを利用すれば、貯金を「忘れることなく」続けられます。
 
このような方法で先取り貯金を習慣化することで、無理なく毎月確実にお金を貯められるようになるでしょう。
 

まとめ

貯金をするためには、固定費の見直し、食費の管理、変動費の削減が欠かせません。通信費や光熱費を節約し、自炊を習慣化することで、無理なく支出を減らすことができます。
 
また、先取り貯金の仕組みを作れば、貯金を「後回しにすることなく」続けることができます。少額からでもコツコツと節約と貯金を積み重ねていけば、将来の安心へとつながります。一人暮らしでも、無理なく貯金できる生活を目指していきましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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