タンス貯金をした300万円を銀行に預けたら税務署から連絡が…!すべて自分で働いたお金で貯めたのですがどう証明したらいいのでしょうか。必ず税金は払わなければいけませんか?

配信日: 2024.12.30

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タンス貯金をした300万円を銀行に預けたら税務署から連絡が…!すべて自分で働いたお金で貯めたのですがどう証明したらいいのでしょうか。必ず税金は払わなければいけませんか?
銀行に300万円を預けたことに対して税務署から連絡が来た場合、そのお金をどのようにして入手したのか、証明する方法を悩まれる方もいるのではないでしょうか。本記事では、タンス貯金の出どころを証明する方法やトラブルを防ぐための入金方法、タンス貯金のメリットなどを紹介します。
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給与明細や通帳履歴で収支金額を証明する

税務署からの問い合わせに対して、自分の貯金が合法的なものであることを示すためには具体的な証拠を用意する必要があります。最も基本的な方法は、過去の収入を示す給与明細や源泉徴収票の提出です。これらの書類は、自身の労働収入を正確に裏付ける重要な記録でしょう。
 
また、銀行の通帳履歴を活用することで、収入がどのように管理されていたかを明確にできます。毎月一定額を引き出して自宅で保管していた場合、その記録を示すことで、「贈与」や「相続」による資金ではないことを証明できます。
 
重要なのは、300万円の出どころを説明することです。正当な理由を明確にすることで、不必要な税金の支払いを回避できます。収入記録と貯蓄の経緯を整理することが、リスク回避の第一歩です。
 

万が一のために年間110万円以下で入金する

1月1日~12月31日までに基礎控除額である110万円を超える贈与を受けた場合には、贈与税が発生します。300万円を一度に銀行に預けると、その金額が「贈与されたもの」と見なされ、税務署から調査を受ける可能性が出てきます。税務署の調査を避けるためには、年間110万円以下の少額を複数回に分けて入金する方法を選ぶといいでしょう。ただし、あくまで一時的な回避策であり、最終的には収入の正当性を証明できる証拠をそろえなければならないため注意が必要です。
 

タンス貯金はメリットもある

タンス貯金として現金を手元に保管すれば、便利さや安心感を得られます。ここでは、タンス貯金のメリットを解説します。
 

現金が必要なときすぐに用意できる

自宅で現金を保管しておけば、銀行やATMに出向くことなく、必要なときにすぐに現金を用意できます。特に、急な支出が必要な場合には、手元に現金があればすぐに対応可能です。また、ATMを利用する際には手数料が発生するケースがありますが、自宅に現金を保管しておけば手数料は不要です。
 
家族が病気やけがで急に入院が必要になった場合、まとまったお金をすぐに準備できることは非常に心強いでしょう。手術代や入院費用など、急な出費が必要な場合には、手元の現金が役立つ場面があります。
 

銀行トラブルから資産を守れる

タンス貯金の大きなメリットの一つは、銀行の破綻や経済的なトラブルから自分の資産を守れることです。銀行が破綻した場合、「ペイオフ」という制度で預金者の1000万円までは保証されるものの、それを超える金額は保証対象外となる可能性があります。一方、資産の一部を手元に現金で保管しておけば安全です。
 

周囲に内緒でお金を貯められる

タンス貯金は、他人に知られることなくお金を貯められるため、プライバシーを守りながら貯金ができます。銀行口座に預けたお金は、家族が把握しているかもしれません。しかし、自宅に現金を隠しておけば、家族にも知られにくいでしょう。
 
また、「へそくり」として、家族に内緒でお金を貯められます。現金を隠しておけば、家庭内に知られることなく個人資産を積み上げていけるでしょう。
 

給与明細や通帳履歴で証明できる可能性がある

自分の貯金が合法的なものであることを証明するためには、給与明細や通帳履歴を活用することが効果的です。これらの記録があれば、収入が正当なものであることを示せます。税務署から問い合わせがきても、確実な証拠を準備しておけば、不必要な税金の支払いを避けられるでしょう。
 
また、贈与税の支払いを避けるためには、少額ずつ預ける方法を選びましょう。タンス貯金は、現金を手元に保管できたり、銀行トラブルから資産を守れたりするなど、多くのメリットがある方法です。資産を守るためには、計画的に現金を管理することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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