冬は洗濯で「浴室乾燥機」を3時間ほど使っているけれど、ガス代はどれくらいかかる? 1ヶ月の費用を試算
配信日: 2024.12.31
本記事では、30分間ガス式の浴室乾燥機を使用した場合と、3時間使用した場合の1ヶ月のガス代を比較し、効率よく乾かすポイントについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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浴室乾燥機のガス代は?
冬場に活躍する浴室乾燥機ですが、どのくらいのガス代がかかるのか気になる人は多いのではないでしょうか。使用時間や乾かす洗濯物の量によって異なるため、一概には言えませんが、一般的なガス式浴室乾燥機の例として、大阪ガスのカワックでは、4キロの洗濯物を乾かすのに約1時間必要で、この場合のガス代は約53円と試算されています。
これをもとにすると、1時間あたりのガス代は約53円となります。しかし、家族が多くて洗濯物が多い場合や、厚手の衣類が含まれる場合は、乾燥にさらに時間がかかり、3時間以上使用することもあるでしょう。
浴室乾燥機は、短時間で洗濯物を乾かせてとても便利ですが、洗濯物の量や干し方によって乾燥効率が変わるため、効率のよい使い方を意識することが大切です。
1ヶ月のガス代の比較
毎日30分だけ浴室乾燥機を使用した場合と、3時間使用した場合のガス代を比較してみましょう。ガス代は、1時間あたり約53円でした。
まず、30分だけ使用する場合の1回のガス代は約26.5円(53円÷2)です。これを1ヶ月(30日間)毎日使用すると、26.5円×30日で約795円になります。一方、3時間使用する場合は、1回あたりのガス代が約159円(53円×3)となり、1ヶ月では159円×30日で約4770円となります。
この比較から、毎日30分使用する場合と3時間使用する場合では、1ヶ月で4000円近くの差が出ることが分かります。洗濯物が乾きにくい冬の3ヶ月間で試算すると、約1万2000円の差になる計算です。
そのため、ある程度は外で乾かしてから、乾ききらないものだけを浴室乾燥機で仕上げる方法を検討するのが、経済的にも効率的にもおすすめです。家計の負担を軽減しつつ、冬場の洗濯を快適に乗り切る工夫として参考にしてみてください。
効率よく乾かすポイント
浴室乾燥機を効率よく使うためには、いくつかのポイントがあります。まず、乾燥機を使用する前に浴室内がしっかり乾いた状態になっていることを確認しましょう。湿気が多いと乾燥効率が下がり、時間やガス代が余計にかかってしまいます。使用前に換気扇を回す、または窓を開けて湿気を取り除いておくのがおすすめです。
次に、洗濯物はしっかりと脱水してから干しましょう。脱水が不十分だと乾燥時間が長引き、コストが増える原因となります。また、洗濯物を干す際にはハンガーの間隔を5~10センチほど空け、温風が全体に行きわたるように工夫しましょう。詰め込みすぎると乾きにくくなります。
また、浴槽のふたをしっかり閉めることで、温風が浴室内全体に広がるのを防ぎ、効率的に洗濯物に当てることができます。可能であれば、途中で洗濯物の向きや位置を入れ替えると、乾燥ムラが減り、均一に乾かすことができます。
これらのポイントを意識することで、時間もコストも節約しながら、洗濯物を効率よく乾かすことが可能です。ぜひ実践してみてください。
家庭に合った選択を
ガス式の浴室乾燥機は、1時間あたり約53円のガス代がかかることが分かりました。カタログでは「4キロの洗濯物が60分で乾く」とされていますが、冬場は厚手の洗濯物が多く、実際にはより時間がかかる場合があります。また、コストを重視する場合は、外干しと併用することで節約が可能です。一方で、手間を減らし効率を重視する家庭では、最初から浴室乾燥機をフル活用する選択も考えられるでしょう。
各家庭の状況に応じて適切な使い方を選ぶことが大切です。また、効率よく乾かすポイントは外干しの場合にも応用できるので、ぜひ日々の洗濯に取り入れてみてください。
出典
大阪ガス ガス温水浴室暖房乾燥機カワック知っトクBook
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー