40代共働きなら「月10万円の貯金」は余裕?平均的にどのくらい毎月お金を貯めている?
配信日: 2025.01.07
そこで今回は、共働き世帯が平均的にどのくらい、毎月お金を貯めているかについて調べてみました。共働き世帯の平均収支を参考にして、計画的に貯金に取り組むといいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
共働き世帯は平均的にどのくらい毎月お金を貯めている?
株式会社ビズヒッツが実施した「【共働き夫婦の貯金額や貯金方法】既婚男女507人アンケート調査」によると、共働き夫婦の貯金額は、月平均5万9105円であるとのことです。貯金額ごとの割合は以下の通りです。
●0円:0.8%
●~1万円:9.3%
●~3万円:31.5%
●~5万円:27.4%
●~10万円:20.9%
●~20万円:6.7%
●20万円超:2.6%
●不明:0.8%
平均貯金額は月6万円弱ですが、ボリュームゾーンは3万円以上5万円未満です。20万円以上を貯金している一部の世帯が、平均値を引き上げているのでしょう。
全体の7割弱が5万円以下で、5万円以上10万円未満は20.9%であることから、「月10万円の貯金は余裕」とはいえないことが分かります。
共働き世帯はいくらくらい貯蓄にまわせる?
1ヶ月当たり貯金できる金額は、収入や支出によって各家庭で変わってくるでしょう。総務省統計局の「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(2023年)」によると、共働き世帯の平均収支は以下の通りです。
●実収入:69万2685円
●実支出:47万471円(消費支出:33万9799円/非消費支出:13万672円)
これだけを見ると、毎月の黒字は22万2214円で、ローンの返済や子どもの教育費などの有無にもよりますが、月10万の貯金は不可能ではないといえるでしょう。しかし、これはあくまでも平均値で、実収入から計算すると世帯年収が831万2220円の家庭の場合です。
いくら貯金にまわせるかを知るために、自身の家庭の世帯収入や毎月の支出を把握することは大切です。収入を増やすことは難しくても、生活費の見直しや節約などの工夫で、支出を減らして貯金にまわせるお金をねん出できるかもしれません。
目的を持って計画的に貯めることが大切
月10万円の貯金を目指している場合は、目的を持って計画的に貯めることが大切です。貯金の目的はさまざまですが、前述の調査によると以下のような目的が挙げられます。
●老後のため
●教育費・養育費のため
●予備費として
●住宅購入・維持のため
●旅行・趣味のため
目的に応じて、いくら貯めるか明確にして、毎月の貯金額を決めるといいでしょう。生活費の残りを貯金にまわす方もいるようですが、毎月の貯金額にバラツキが生じて、思うように貯まらない可能性があるため注意が必要です。
確実にお金を貯めるために、NISAや貯蓄用口座、財形貯蓄制度などを活用して、先に決まった金額を貯金してから残ったお金を生活費にまわすといいでしょう。
共働き世帯の貯金額は月平均6万円弱! 計画的に貯めることが大切
夫婦共働きの貯金額は、月平均5万9105円であることが分かりました。ボリュームゾーンを見ると3万円以上5万円未満に集中していて、月10万円を貯金することは簡単ではないといえるでしょう。しかし、共働き世帯の平均収支では22万2214円の黒字で、ローンの返済や子どもの教育費などの有無にもよりますが、月10万円の貯金は不可能ではないと考えられます。
確実にお金を貯めるには「老後のため」「教育費のため」など目的といくら貯めるのかを明確にして、計画的に貯金をすることが大切です。毎月の目標額を決めたら、先に貯金分を取り分けて、残りを生活費にまわす先取り貯金をするといいでしょう。
出典
株式会社ビズヒッツ 【共働き夫婦の貯金額や貯金方法】既婚男女507人アンケート調査
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2023年 表番号 3-11
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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