小学生の子どもへのお菓子代ってどのくらいが普通なの?相場を解説
配信日: 2025.01.09
大人になると、お菓子をあまり食べなくなることも少なくありませんが、小学生のような子どもがいる家庭では消費が多くなりがちです。
そこで、本記事ではお菓子類における年間支出の平均を解説しつつ、お菓子代を節約する方法も紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
お菓子代の費用相場
総務省統計局が実施した2023年度分の家計調査によると、二人以上世帯における1年間の菓子類の購入金額は、1世帯当たりの平均で9万9520円とされています。1ヶ月当たり約8293円、1日当たりでは約272円になる計算です。
なお、2022年分では年間平均が9万4373円となっており、1カ月当たり約7864円、1日当たりでは約258円となっています。
2022年と2023年での変化において、1日、1ヶ月当たりでは大きな差は生まれていませんが、年間では約5000円と少なくない差が生じています。
購入金額の平均を年代別に見ると、2023年で最も高かったのは40〜49歳で11万7768円、次点で35〜44歳の11万6006円でした。2022年では35〜44歳が11万2781円で最も高く、次点で40〜49歳が11万1555円となりました。つまり、菓子類の支出が多いのは40代であることが分かります。
なお、上記の調査における対象はあくまで二人以上世帯です。つまり、子どもを含めた家庭人数や子どもの年齢を考慮して細分化すると、結果が異なる可能性があります。
お菓子代を節約する方法
お菓子代は、食費全体に対する割合としては大きくありませんが、年間単位で考えればかなりの支出になります。そのため、適切かつ効果的な節約ができれば、かなりの支出を抑えられるはずです。
以下に、お菓子代を節約するおすすめの方法をまとめました。
●大容量の商品を購入する
●特売品を購入する
●1回分の量を事前に決める
●購入頻度を少なくする
●量を減らす
●手作りする
●野菜や果物で代用する
お菓子に限ったことではありませんが、一般的には大容量の商品の方が単価が安いため、意識して購入すると節約につながるでしょう。また、特売品や特売日を見極めて購入することも節約には重要です。
1回分の量を事前に決めておくことで、食べ過ぎを防げると同時に消費量や支出のコントロールがしやすくなります。併せて、1回分の量を減らせると節約になります。ただし、満足感の減少や不満の発生につながりやすいため、減らす量には注意が必要です。
メニューや材料、レシピ次第ですが、お菓子やスイーツは手作りの方が安価なことも少なくありません。節約のほかに、味やメニューを子どもの好みに合わせられる点も手作りの魅力の1つです。
物価の上昇により、野菜や果物の値段も上がっていますが、価格によっては代用することで節約につながります。栄養を考慮したレシピでお菓子を手作りすれば、健康面でもメリットがあるでしょう。
1世帯当たりの平均年間費用は約10万円
二人以上世帯における、菓子類の購入にかかる年間費用の平均は9万9520円です。つまり、1ヶ月で約8293円、1日当たりでは約272円となります。
上記はあくまで、二人以上世帯に対する調査から得られた結果であり、小学生の子どもに対するお菓子代を直接的に調査したものではありません。そのため仮定ではありますが、3人家族として年間費用の平均を3等分すると、1人当たり約3万3000円かかることになります。
つまり、小学生の子どもに対するお菓子代の年間費用の相場は約3万3000円、月に約2750円といえるでしょう。
ただし、小学生が大人と同程度の金額や量のお菓子を消費するとは考えにくいため、実際の金額はもう少し低くなる可能性があります。
上記の金額が大きいと感じるかは、各々の世帯収入や家計状況次第です。もしもお菓子の購入にかかる費用が大きいと感じる場合には、節約する必要があるでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー