「浴室暖房乾燥機」と「ファンヒーター」では、どちらの電気代が安い? ヒートショック対策もあわせて解説

配信日: 2025.01.13

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「浴室暖房乾燥機」と「ファンヒーター」では、どちらの電気代が安い? ヒートショック対策もあわせて解説
寒い季節になるとよく聞くヒートショックですが、それを防ぐための対策では、部屋の温度差をなくすことが重要です。
しかし、浴室暖房乾燥機やファンヒーターが家にあっても、電気代が気になって、浴室暖房乾燥機の暖房機能を使わない人、脱衣所は服を脱ぎ着するだけだから暖房はいらないと思う人もいるのではないでしょうか。
 
本記事では、ヒートショック対策に浴室暖房乾燥機とファンヒーターのどちらの電気代が安くなるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ヒートショック対策におすすめな浴室暖房乾燥機やファンヒーターとは?

浴室暖房乾燥機やファンヒーターは、浴室や脱衣所を暖めることができ、ヒートショック対策にピッタリです。入浴前に浴室や脱衣所を暖めておくと、ヒートショックになりにくいのです。浴室暖房乾燥機とファンヒーターは、特徴が異なり、それぞれメリット・デメリットがあります。
 

浴室暖房乾燥機のメリット・デメリット

浴室暖房乾燥機は、浴室を暖めることができる点に加え、浴室内のカビを防げるところもメリットです。フィルターの掃除の手入れが必要な点はデメリットだといえるでしょう。
 

ファンヒーターのメリット・デメリット

ファンヒーターは、温風を室内に放出して暖めるものです。ファンヒーターは、コンパクトであり、狭い場所への設置が可能な点が魅力的です。
 
ファンヒーターは、前面方向を暖めるのが特徴的で、部屋全体を暖めるのは難しい点がデメリットになります。
 

浴室暖房乾燥機とファンヒーターの費用を比較

電気代を節約したい人にとって、浴室暖房乾燥機とファンヒーターのどちらを使うのがいいのか気になる人もいるでしょう。
 
浴室暖房乾燥機とファンヒーターをそれぞれ1時間使用したときのコストを比較します。
 
浴室暖房乾燥機の電気代は、LIXILの「電気式換気乾燥暖房機UFD-111A」だと強暖房で1時間稼働した場合、約39円です。毎日1時間ずつ1週間稼働すると約273円、1ヶ月(4週間)稼働すると約1092円かかる計算になります。
 
次に、ファンヒーターの電気代を計算していきます。ファンヒーターには、さまざまな種類がありますが、セラミックファンヒーターを1時間稼働させたときの電気代を見ていきましょう。
セラミックファンヒーターの電気代は、山善の「セラミックファンヒーター(HF-L122)」だと、1時間稼働した場合、約37円です。毎日1時間ずつ1週間稼働すると約259円で、1ヶ月(4週間)稼働すると約1036円かかる計算になります。
 
浴室暖房乾燥機とセラミックファンヒーターの電気代を比較すると、1時間あたりの差は約2円です。セラミックファンヒーターのほうが安く、1ヶ月だと約56円の差があります。
 

ヒートショックを防ぐ方法

ヒートショックを防ぐには、家の中の温度差をなくすことがポイントです。熱いシャワーを出し、浴室内を暖めるだけでも効果があります。
 
長時間お風呂につかったり、熱い温度のお風呂につかったりするのが好きな人もいるでしょう。しかし、ヒートショックを防ぐには、お風呂の温度を41度以下にして、お湯につかる時間は10分以下にするのがおすすめです。入浴時はまずかけ湯をし、心臓の負担を減らしてから、ゆっくりとした動作を心がけるようにしましょう。
 
念のため、入浴時には家族など同居している人に声がけをしておくと、体調が急変したときも発見されやすくなります。心配な人は、周りに一声かけてから入るようにしてください。
 

ヒートショック対策をして、快適に過ごそう

ヒートショック対策には、浴室暖房乾燥機やファンヒーターなどの暖房器具の使用がおすすめです。浴室暖房乾燥機とファンヒーターを比較すると、ファンヒーターのほうが電気代の節約ができますが、命に関わることですから、どちらもあるのであれば両方使用して浴室も脱衣所も暖めるのがおすすめです。
 
浴室暖房乾燥機やファンヒーターなどを活用して、ヒートショック対策を行い、快適に過ごしましょう。
 

出典

政府広報オンライン 交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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