同僚が節約のために毎日「お弁当」を持ってきています。本当に外食より節約になるのですか?
配信日: 2025.01.13 更新日: 2025.01.14
そこで今回は、お弁当と外食のコストを具体的に比較しながら、お弁当作りのメリット・デメリットや節約効果を高める工夫を解説します。「お弁当生活を始めたいけど迷っている」という方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お弁当と外食、どちらが節約できる?
お弁当が節約につながるかを明確にするため、費用を比較してみましょう。
株式会社ニチレイフーズ「全国お弁当事情に関する調査2024」によるとお弁当にかける経費は平均約222.3円です。一方で外食費用は平均586.5円となっています。1ヶ月の出社日数を20日とした場合の計算結果は以下のとおりです。
●お弁当:222.3円 × 20日 = 4446円
●外食:586.5円 × 20日 = 1万1730円
この結果、ランチを毎日外食にしていた人がお弁当に変えると月に約7000円、年間では約8万4000円の節約が可能です。
一方で、弁当箱や保温バッグの初期費用や、1食あたりの調理時間、光熱費を考慮すると、人によっては「手間が見合わない」と感じるかもしれません。これは、時間の価値をどう捉えるか次第といえるでしょう。
お弁当作りのメリット・デメリットを徹底解説
お弁当生活を始める前に、メリットとデメリットを整理してみましょう。
▼メリット
1.節約できる
月に約7000円の節約効果が期待できます。特に家計の見直しをしたい人におすすめです。
2.健康的な食生活を送れる
自分で栄養バランスを考えて作るため、塩分やカロリーをコントロールできます。
3.無駄を減らせる
冷蔵庫に余っている食材を有効活用できるので、食材ロスが減ります。
▼デメリット
1.手間がかかる
朝に準備する場合、早起きが必要になります。また、食材の買い出しやおかずの準備には時間がかかります。
2.マンネリ化しやすい
同じメニューが続くと飽きてしまい、外食を選びたくなることがあります。
3.初期費用が必要
弁当箱や保温バッグ、スープジャーなどを揃えるのに1000~3000円程度かかります。
お弁当でさらに節約するためのポイント
お弁当作りの節約効果をさらに高めるには、以下の工夫を取り入れましょう。
1.作り置きと冷凍を活用する
休日にまとめておかずを作り置きすることで、平日の手間を減らせます。冷凍可能なおかずを選べば、1週間分を一気に準備することも可能です。
2.安い食材を使い回す
安売りの食材を買えたときに一気におかずを作って冷凍しておき、そのままお弁当箱に詰めて自然解凍するという方法も、節約のコツです。
3.余りものを活用する
夕食で余ったおかずをリメイクするのも効果的です。たとえば、昨晩の煮物を卵とじにするなど、アレンジで飽きずに楽しめます。
4.時短グッズを利用する
電子レンジ調理器やカット野菜を使えば、準備時間を短縮できます。便利グッズを上手に活用することで、毎日の負担を減らせます。
まとめ
お弁当は確かに外食よりも節約になりますが、それ以上に重要なのは「無理なく続けられる仕組み」を作ることです。平日の朝に余裕がない場合は、前日の夜に準備を済ませておくのがおすすめです。また、週末に作り置きをして冷凍保存する方法も、毎日のお弁当作りを効率化します。
さらに、見た目や味にこだわりを持つことで、マンネリ化を防げます。インスタグラムやレシピサイトでアイデアを取り入れ、楽しく続ける工夫をしてみましょう。
出典
株式会社ニチレイフーズ <全国お弁当事情に関する調査 2024>
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー