食器洗いを「液体洗剤」ではなく「固形石鹼」でする祖母。固形石鹸はコスパがよいのでしょうか?

配信日: 2025.01.27

この記事は約 3 分で読めます。
食器洗いを「液体洗剤」ではなく「固形石鹼」でする祖母。固形石鹸はコスパがよいのでしょうか?
食器用洗剤には「液体洗剤」と「固形せっけん」があります。現在は液体洗剤が主流ですが、「もしかして固形せっけんの方がコスパがいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、液体洗剤と固形洗剤の違いを比較します。どちらのコスパがいいのかも解説しますので、コスパがいい食器用洗剤をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

液体洗剤と固形せっけんの違いとは

液体洗剤と固形せっけんの特徴や価格について解説します。
 

液体洗剤の特徴

液体洗剤には「弱アルカリ性」「弱酸性」「中性」の3種類の液性があります。それぞれに特徴や落とせる汚れに違いがあります。落としたい汚れに合わせて、使い分けられるといいでしょう。
 
弱アルカリ性の特徴は酸性の汚れを落としやすく、油汚れを素早く分解します。焦げ付きや皮脂汚れなどにも効果的といわれています。
 
弱酸性はアルカリ性の汚れに強く、グラスの曇りや水垢などを落としてくれる点が特徴です。また、弱酸性は肌の液性に近いため、刺激を与えにくく手肌に優しい特徴があります。
 
さらに、2つの特徴を併せもつものが中性です。酸性やアルカリ性の洗剤は汚れをしっかり落とす効果が高いですが、手肌や素材を痛める可能性があるため、素手で触れることが多い食器用洗剤はおもに中性で作られています。
 
液体洗剤は食器のほかに、まな板やスポンジ、ふきんの洗浄までできるものが一般的です。さらに除菌までできるものも多くあります。
 

固形せっけんの特徴

固形せっけんは、苛性ソーダに動物性の油脂を合わせて作られたせっけんが一般的です。洗浄力はありながら刺激が少ないといわれていて、肌を守りながら食器を洗いたいという人に向いています。
 
固形せっけんを使う際は、スポンジなどにこすりつけて使うため、使用量を調整しやすく使い過ぎ防止に期待できるでしょう。ただし、しっかりと水で流さないとせっけんカスが残ってしまうことがあります。その際は、洗ったあとの食器を洗いおけなどに入れ、水と少量のお酢、もしくはクエン酸に浸しておけば解消します。
 

液体洗剤と固形せっけんの価格

液体洗剤と固形せっけんの価格を、表1にまとめました。食器用の固形せっけんを販売しているメーカーを参考に作成しています。
 
表1

液体洗剤 固形せっけん
せっけんA 550円(税込み)300ミリリットル 159円(税込み)110グラム
せっけんB 385円(税込み)370ミリリットル 165円(税込み)135グラム

※公式サイトを基に筆者作成
 
液体洗剤は1回の洗浄につき3ミリリットルを適量とし計算すると、100回~123回分程度の使用量です。
 
固形せっけんは適量の目安とされる記載がないため、スポンジ除菌の適量0.2グラムに少し追加し0.5グラムで計算します。その結果、220回~270回となりました。
 
もちろん食器の汚れ具合や、食器の数でも異なりますが、この調査では固形せっけんの方が安く、使用回数が倍以上多い結果となりました。
 

節約しながらお皿を上手に洗うコツ

ベタつきを残さずに、上手にお皿を洗うコツを紹介します。洗ってもベタつきが残るのは、洗剤やせっけんの量が足りていないことや、スポンジに汚れが残っていることが原因です。
 
ベタつきを解消するには、次のポイントに注意してください。

●ボロ布やキッチンペーパーなどで汚れをふき取る
●きれいなスポンジで泡立てる
●少ない汚れの食器から洗う
●流水で1枚ずつすすぐ

ベタつきを残さずに一度で洗えれば、使う水の量も減らせるはずです。水の節約も意識しながら、洗ってみましょう。
 

コスパがいいのは固形せっけんといえる|汚れの状態によって使い分けるのもおすすめ

使用回数で比較したところ、コスパがいいのは固形せっけんでした。しかし、食器の汚れ具合や洗う枚数によって、使用回数はもちろん変わります。目安として参考にしてみてください。
 
液体洗剤は液性によって「油汚れに強い」「水垢に強い」などの特徴があり、固形せっけんは刺激が少なく肌に優しいといった特徴を持ちます。食器の汚れの状態や、手肌の調子に合わせて使い分けるのもおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 夫の家事への不安に関するアンケート ライターさん募集