1ヶ月にかかる自炊費用はどのくらい?コンビニおにぎりだけで栄養はまかなえる?

配信日: 2025.01.28

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1ヶ月にかかる自炊費用はどのくらい?コンビニおにぎりだけで栄養はまかなえる?
物価高の影響で、食材や調味料の価格はもちろん、電気代やガス代なども値上がりが続いています。一人暮らしの人の中には、自炊をするよりも手軽で安いという理由から、朝食や昼食をコンビニおにぎりだけで済ます人もいるでしょう。
 
確かに、コストパフォーマンスは高いかもしれませんが、十分な栄養が取れるのかと疑問に思う人もいるはずです。そこで、今回は、コンビニおにぎりだけで十分な栄養を摂取できるのかを詳しく紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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1ヶ月あたりにかかる自炊の費用とは

総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)」によると、単身世帯の1ヶ月の平均食費は、4万2049円で、その額から外食費と調理食品費、菓子類などの費用を差し引くと、自炊にかかる食費は2万1503円となります。
 
一人暮らしの人の1ヶ月間の光熱費・水道代は1万3045円です。その内訳は、電気代が6726円、ガス代が3359円、そして水道代が2239円です。
 
また、自炊をする際にかかる光熱費の割合は、電気代が10%前後、ガス代が20%前後、そして水道代が15%前後となっています。これらの数字を参考にすると、1ヶ月あたりにかかる自炊の光熱費は、およそ1633円です。
 
自炊にかかる食費と光熱費を合計すると、2万3136円であると分かりました。
 

朝・昼にコンビニおにぎりを1つずつ購入した際の費用

朝と昼にコンビニでおにぎりを1つずつ購入した際にかかる費用をみていきましょう。
 
最近のコンビニおにぎりは、物価高の影響を受けて少しずつ値上がりしています。安いものでは120円くらいから、高いものでは300円近くする商品まで、幅広い価格帯が展開されているのが特徴です。
 
例えば、税込180円のおにぎりを2個購入した場合、1日あたりの出費は360円であり、30日間毎日おにぎりを購入し続けると1万800円となります。この価格だけ見ると、自炊するよりも安く済んでいるように思えますが、夕食や外食にかかる金額を加えると、自炊よりも高くなる恐れがあるでしょう。
 

コンビニおにぎりを食事とするメリット・デメリット

コンビニおにぎりを朝と昼の食事として置き換えるメリットとして、いつでも気軽に購入できること、そして種類が豊富で飽きにくいことが挙げられます。いろいろなコンビニを利用することで、おにぎりのバリエーションはさらに増え、違った味を楽しめるでしょう。
 
しかし、栄養バランスが偏りやすく、塩分・食品添加物の摂取量が増えてしまうことが懸念点です。
 
おにぎり1つ(白米100g)あたりのカロリーは、うるち米製品おにぎりとして170キロカロリー、2つのおにぎりでは340キロカロリー程度です。
 
成人男性の摂取カロリーの目安が2200〜3000キロカロリー、成人女性の目安が1400〜2000キロカロリーであることを踏まえると、成人男性・女性ともに、2食分の食事のカロリー摂取量としては非常に少ないといえるでしょう。
 
コンビニで販売されている食品の多くは、塩分や保存料のような食品添加物が多く使われているため、長期間食べ続けることで高血圧や生活習慣病のリスクが高まる可能性があると考えられています。
 

手軽に自炊できる方法で無理なく料理を楽しみましょう

コンビニおにぎりは、種類も豊富で手軽に摂取できる食品として人気があります。しかし、おにぎり2つだけでは、十分な栄養が摂取できないだけでなく、塩分や食品添加物を摂取しすぎる恐れがあるため注意が必要です。
 
自炊は面倒というイメージをお持ちの人も多いでしょう。しかし、自炊する方が栄養面でも金銭面でも大きなメリットがあります。
 
作り置きをしたり、食材をまとめ買いしたり、さらには電子レンジを活用した時短レシピを取り入れたりすることで、誰でも気軽に自炊に挑戦できるはずです。生活習慣病のリスクを回避するためにも、自炊を上手に取り入れていきましょう。
 

出典

厚生労働省 食品添加物
農林水産省 一日に必要なエネルギー量と摂取の目安
文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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