冬休みの子どもには、どれくらい「お菓子」を買えばいい? 平均額を教えて!
配信日: 2025.01.28
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本記事では、全国平均データを基に、冬休みのお菓子代の目安や節約のヒントをはじめ、簡単に作れるレシピも紹介します。お菓子を楽しむ工夫を知って、冬休みをより楽しく過ごしてください。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冬休みのお菓子代の平均はどれくらい?
冬休み期間中に必要なお菓子代の平均を把握するには、全国平均データを基に計算すると分かりやすいでしょう。総務省の家計調査によれば、勤労者世帯における月の菓子類平均支出額は7878円とされています。
この金額を30日で割ると、1日当たりの額は約263円です。東北の一部や北海道など、雪国以外の冬休みの期間である14日に換算すると、3676円が雪国以外の平均額です。雪国の学校では冬休み期間が長くなる分、平均額はさらに高くなります。例えば、青森県の学校の標準的な冬休み期間である22日に換算すると、平均額は5777円です。
さらに、冬休み中にはクリスマスや正月といったイベントが重なるため、お菓子代が通常より増加することが考えられます。予算に10%の増加を見込んだ場合、約4000円が冬休み期間のお菓子代の雪国以外の平均額、約6400円が雪国の平均額といえるでしょう。
健康と楽しさを両立するお菓子の工夫
冬休み期間中はお菓子を食べる機会が増えやすいですが、市販されているお菓子ばかりを与えていると、塩分や糖分の取り過ぎが懸念されます。スナック菓子や甘いデザートは手軽ですが、栄養バランスが偏る原因になりやすい点に注意が必要です。
健康を意識してお菓子を選ぶなら、フルーツやナッツなど自然由来の食材を活用するとよいでしょう。これらはビタミンやミネラルを含み、子どもの成長にもよい影響を与えます。また、ヨーグルトや牛乳を使ったおやつを加えれば、カルシウムも補給できて一石二鳥です。
家族全員が満足できる時間を作るために、ぜひお菓子選びにもこだわってみてください。
お菓子代を賢くやりくりする方法
冬休み期間中はお菓子代がかさみやすいものですが、少しの工夫で節約しながら楽しむことが可能です。例えば、お菓子を手作りしてみたり、予算を決めたりすることで、無理なくコストを抑えられるでしょう。
子どもと低予算お菓子を手作りしよう
ホットケーキミックスを活用すれば、手軽にさまざまなお菓子が作れます。例えば、カップケーキなら、ツナ+マヨネーズやコーン+マヨネーズをトッピングするだけで甘くないバリエーションを楽しむことが可能です。
中でも、ヨーグルトで作るチーズケーキはおすすめです。節約しながら手軽な材料でぜいたくな味わいが楽しめます。このレシピに必要な費用を表1にまとめました。
表1
材料 | 分量 | 費用(概算) |
---|---|---|
ホットケーキミックス | 50グラム | 約40円 |
ヨーグルト | 200グラム | 約90円 |
卵 | 1個 | 約20円 |
砂糖 | 50グラム | 約15円 |
サラダ油 | 大さじ2 | 約10円 |
レモン汁 | 小さじ1 | 約10円 |
合計 | 約185円 |
筆者作成
手作りお菓子は、砂糖や油の量を調整できるため、健康面でも安心感があります。子どもと一緒に作ることで、楽しさと節約を両立できるだけでなく、親子の絆も深まるでしょう。
子どもと一緒に予算管理をしてみよう
週単位でお菓子代を管理するのは、節約に効果的な方法です。例えば、1週間の予算を2000円と設定し、その範囲内で選ぶ習慣をつければ、無駄な支出を防げます。さらに、子どもと一緒に計画を立てることで、金銭感覚を養うよい機会にもなるでしょう。
冬休みのお菓子代をどう考えるか
冬休み期間中のお菓子代は、家族で楽しめる計画を立てる上で重要です。全国平均データを基に計算すると、約4000円が冬休み期間のお菓子代の雪国以外の平均額、約6400円が雪国の平均額になります。この金額を参考にしながら、各家庭の状況に応じて調整するとよいでしょう。
手作りお菓子を取り入れれば、コストを抑えながら健康にも配慮した選択が可能です。また、お菓子代の予算を子どもと一緒に計画することで、生活の中での金銭感覚を学ぶ機会にもなります。
こうした工夫を通じて、お菓子をただの消費物ではなく、家族の時間を彩るツールとして活用してみてはいかがでしょうか。
出典
政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 / 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー