妻は「少しでも安く野菜を買いたい」と、家から車で20分の「直売所」に買いに行っています。車で5分の「スーパー」の方がコスパがいいのではないでしょうか…?
配信日: 2025.01.31
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しかし、買い物に車を使う場合はガソリン代もかかるため「せっかく安い商品を購入できても節約になっているのか分からない」と感じる可能性もあります。
本記事では、家から「車で20分の直売所」と「車で5分のスーパー」で野菜を購入する場合、どちらがお得なのかについてご紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「車で20分」と「車で5分」のガソリン代の差は?
まずは、車で20分かかる直売所へ行くのと車で5分の場所にあるスーパーへ行くのとでは、ガソリン代がどれくらい変わるのかを確認してみましょう。今回は燃費20キロメートル/リットルで走る車を例に挙げて計算します。
経済産業省資源エネルギー庁によると、令和7年1月14日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で180.7円/リットルです。車で20分の直売所までの距離を20キロメートルとすると、ガソリン代は約181円かかる計算になります。一方、車で5分のスーパーまでの距離を5キロメートルとした場合にかかるガソリン代は約45円です。
信号待ちの時間などを考慮すると実際はもう少し短くなると考えられますが、車で20分の直売所へ行くよりも、車で5分のスーパーへ行く方が136円ほど安く済む可能性があります。
「直売所」と「スーパー」の野菜の価格の差は?
直売所は安いイメージがあるかもしれませんが、実際にスーパーで売られている野菜と比べるとどうなのか確認してみましょう。関東のある直売所での販売価格と、同じ地域にあるスーパーの特売チラシに記載されている価格を表1にまとめたので参考にしてください。
表1
直売所 | スーパー | |
---|---|---|
トマト1個 | 30円 | 138円 |
りんご1玉 | 100円 | 195円 |
ピーマン1袋 | 50円 | 105円 |
※筆者作成(2025年1月現在)
ただし、直売所で販売されている商品がすべてスーパーより安いとは限りません。その土地の生産数や種類によって価格が変わってくるため、購入するタイミングによっても異なるでしょう。また、スーパーの価格については特売品のものなので、普段はもう少し高く販売されていると考えられます。
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「車で20分の直売所」と「車で5分のスーパー」ではどちらがお得?
例えば、表1の3商品を購入したとして、直売所なら合計180円ですが、スーパーだと合計438円(税込み)になります。直売所で購入した方が250円以上お得ではありますが、先ほど計算したガソリン代のことを考えるとどうなるか計算してみましょう。
車で20分の直売所まで行くためには片道約181円のガソリン代がかかります。ガソリン代は往復でかかると考えられるため、直売所で購入した商品と合わせた金額は約542円です。
一方、車で5分のスーパーまで行くのにかかるガソリン代は、片道約45円となります。往復の場合は約90円になるため、商品と合わせると約528円が必要です。このようなケースであれば、スーパーで買い物をした方が若干安く済むでしょう。
基本的にはスーパーの方が安く済むと考えられますが、実際には商品の値段や車の燃費によっては、直売所まで行った方が節約につながるかもしれません。これらのことを加味したうえで、どちらを利用するか決めるとよいでしょう。
車の燃費や商品の価格にもよるが、スーパーの方が安く済むケースもある
「スーパーより直売所の方が野菜を安く買える」というイメージがある人なら、家から多少遠くても直売所まで車を走らせることもあるかもしれません。
しかし、家から遠いとその分ガソリン代がかかるため、せっかく安く買い物ができても大きな節約にはならない可能性もあります。場合によっては、車の燃費や商品の値段が関係し、スーパーの方が安く購入できるかもしれません。
遠くまで行く手間がかかることや日用品を一緒に購入できないことなどを考えても、近くのスーパーで買い物を済ませた方がよい場合もあるでしょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 1月29日(水)結果詳細版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー