4月から「東京」で一人暮らしを始めます。1ヶ月の生活費はどのくらい必要なのでしょうか?
配信日: 2025.02.02

本記事では、一人暮らしの生活費の平均や東京の家賃相場、生活費を節約するためのコツについて解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしの生活費と東京都の家賃相場
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2023年」によると、一人暮らしの月平均生活費は16万7620円です。ただし、この金額には、食費、水道光熱費、交際費などが含まれていますが、税金は含まれていません。そのため、実際の生活費はこれより高くなる可能性があります。
また、総務省の「令和5年住宅・土地統計調査 」によれば、民営借家の平均家賃は木造が5万4409円、非木造が6万8548円です。しかし、東京に住む場合、家賃はさらに高額になることを覚悟する必要があります。
株式会社LIFULL(東京都千代田区)が運営する、不動産情報ポータルサイト「LIFULL HOME’S」によると、東京都の主な地域の家賃相場は次のとおりです。
・千代田区:13万9900円
・中央区:13万7300円
・渋谷区:13万6700円
・新宿区:12万5400円
・目黒区:12万300円
・豊島区:11万1200円
・品川区:10万8200円
・墨田区:10万3200円
・世田谷区:9万9100円
・武蔵野市:8万7100円
・立川市:7万3200円
・府中市:6万6100円
・多摩市:6万7400円
・東久留米市:6万44円
※2025年1月24日時点
※ワンルーム・1K・1DKの場合
上記のとおり、家賃はおおよそ6~14万円程度です。ただし、物件の種類がワンルーム・1K・1DKの場合であり、広めの間取りを希望する場合は、さらに高額になります。また、あくまでも家賃相場であり、物件によっては相場より高くなったり、逆に安くなったりすることがあります。
一人暮らしの生活費を節約するコツ
一人暮らしの生活費を節約するコツを知っていれば、東京での生活にかかる経済的負担を軽くすることができます。
通信費や水道光熱費などの固定費を削減したり、食費や交際費を節約したりすることを意識すれば、生活費をおさえられます。年間で10万円以上節約できるケースも珍しくありません。
本項では、一人暮らしの生活費を節約するコツを紹介します。
固定費の節約
通信費などの固定費を節約するためのコツは、次のとおりです。
・不要なサブスクを解約する
・携帯電話料金を格安SIMへの乗り換えや料金プランの見直しをする
・シャワー時間を短くする
・節水シャワーヘッドを使う
・お湯の設定温度を低めにする
加入したものの、ほとんど利用していないサブスクリプションサービスがあれば、解約することで固定費を削減できます。
また、シャワーの使用時間を短縮するだけでも、水道光熱費の節約が可能です。経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、シャワーの使用時間を1分短くすることで、年間約2070円のガス代と約1140円の水道代を節約できるとしています(お湯の温度が45度の場合)。
変動費の節約
変動費を節約するためのコツは、次のとおりです。
・自炊をする
・スーパーのタイムセールを利用する
・まとめ買いをする
・クーポンやポイントを利用する
・図書館や無料サービスを活用する
食材や日用品を購入する際は、タイムセールを利用したり、クーポンやポイントを活用したりすることで節約できます。また、本を読む際には図書館を活用したり、娯楽には無料サービスを利用したりすることで、生活費をおさえられます。
東京での一人暮らしはお金がかかる。事前に収支シミュレーションをしっかり行おう
家賃相場を見ても、東京での一人暮らしにはお金がかかることが分かります。一人暮らしを始める前に、想定収入をもとにシミュレーションを行い、無理なく生活できる物件選びやライフスタイルを心掛けることが大切です。
また、定期的に生活費の見直しを行い、節約できる部分がないかチェックすることも重要です。早速、東京での一人暮らしをシミュレーションしてみましょう。
出典
総務省統計局 家計調査(家計収支編)2023年
総務省 令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果
株式会社LIFULL LIFULL HOME’S 東京都の家賃相場情報
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 風呂給湯器
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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