テレビを「つけっぱなし」で寝てしまうことがあります。一晩つけっぱなしにすると「電気代」はどのくらいかかるのでしょうか?

配信日: 2025.02.03

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テレビを「つけっぱなし」で寝てしまうことがあります。一晩つけっぱなしにすると「電気代」はどのくらいかかるのでしょうか?
テレビは電化製品のため、つけっぱなしにするとその分電気代がかさみ、家計の負担が増える原因になります。家計を少しでも楽にするために、テレビの電気代について理解しておくことが大切です。
 
本記事では、テレビをつけっぱなしにした際の電気代や節約するためのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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テレビをつけっぱなしにした場合の電気代

テレビには「液晶テレビ」「有機ELテレビ」「プラズマテレビ」の3種類があり、それぞれで消費電力が異なります。
 
全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する電気代の目安単価(31円/kWh)をもとにシミュレーションした電気代は表1~表3のとおりです。
 
【表1】
■液晶テレビ(消費電力:30~200W程度)

1日のテレビの使用時間 1日の電気代 1ヶ月の電気代(30日)
1時間 0.93~6.2円 27.9~186円
8時間 7.44~49.6円 223.2~1488円
12時間 11.16~74.4円 334.8~2232円

※実際の金額とは異なる場合があります。
 
【表2】
■有機ELテレビ(消費電力:50~300W程度)

1日のテレビの使用時間 1日の電気代 1ヶ月の電気代(30日)
1時間 1.55~9.3円 46.5~279円
8時間 12.4~74.4円 372~2232円
12時間 18.6~111.6円 558~3348円

※実際の金額とは異なる場合があります。
 
【表3】
■プラズマテレビ(消費電力:150~600W程度)

1日のテレビの使用時間 1日の電気代 1ヶ月の電気代(30日)
1時間 4.65円~18.6円 139.5~558円
8時間 37.2~148.8円 1116~4464円
12時間 55.8~223.2円 1674~6696円

※実際の金額とは異なる場合があります。
 
1時間程度の使用であれば電気代はさほど気になりませんが、長時間使用すると高額になることがあります。テレビをつけっぱなしにせず、使用しないときはこまめに消すことで電気代を節約できます。

 

テレビの電気代を節約するためのポイント

テレビの電気代を節約するには、電力会社の見直しや画面の明るさの調整、つけっぱなしを避けるといった工夫が効果的です。最初は手間に感じるかもしれませんが、日々のちょっとした工夫と心がけでテレビの電気代の節約につなげられます。
 
本項では、テレビの電気代を節約するためのポイントについて見ていきましょう。

 

電力会社や料金プランを見直す

テレビの電気代を節約するには、電力会社や料金プランの見直しを検討してみましょう。電力会社によって基本料金や電力量料金が異なるため、契約先を変更することで電気代が下がる可能性があります。
 
また、各社が提供する料金プランもさまざまです。例えば、日中が安く夜間が高いプランや、夜間が安く日中が高いプランなどがあります。ライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、節約が期待できます。

 

画面の明るさを調整する

テレビ画面の明るさを調整するだけでも電気代の節約につながることがあります。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、画面の輝度を1割下げることで、年間で消費電力を18.73kWh削減でき、電気代を約581円節約できるとしています(50V型テレビの場合)。

 

見ないときは電源オフを徹底する

テレビを見ないときは、つけっぱなしにせずこまめに消す習慣をつけましょう。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、テレビをつける時間を1日1時間減らすことで、年間の消費電力を28.87kWh削減でき、電気代を約895円節約できるとしています。見ないときは、電源をオフにすることをおすすめします。

 

テレビのつけっぱなしをやめ、使用方法を工夫すれば電気代を節約できる

テレビをつけっぱなしで寝てしまうと、就寝中も無駄な電気代が発生してしまいます。1日あたりの負担は小さくても、積み重なると無視できない金額になることもあります。
 
疲れているときは、切タイマーを活用して視聴するなど、つけっぱなしを防ぐ工夫をして電気代の節約を心がけましょう。早速、今日からテレビの電気代の節約を意識してみてください。

 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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