「電子カイロ」と「使い捨てカイロ」、1ヶ月使うならどちらが安く済む?おすすめの使い分け方は?

配信日: 2025.02.05

この記事は約 3 分で読めます。
「電子カイロ」と「使い捨てカイロ」、1ヶ月使うならどちらが安く済む?おすすめの使い分け方は?
子どもから大人まで、寒い冬に体を温めるアイテムとして人気のカイロですが、最近では、充電式カイロというものもあるようです。充電式カイロと使い捨てカイロにはそれぞれメリット・デメリットがあり、おすすめの利用シーンは異なります。
 
そこで今回は、充電式カイロと使い捨てカイロのメリット・デメリットを解説し、それぞれにかかるコストやおすすめの利用シーンについてご紹介します。充電式カイロの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

充電式カイロと使い捨てカイロのメリット・デメリット

充電式カイロとは、電気を使って温まるタイプのカイロです。従来の使い捨てカイロは、化学反応を利用して温かくなるのに対し、充電式カイロは内蔵されたバッテリーを充電し、電気を通して内部のヒーターを温めることで暖かくなります。それぞれのメリット・デメリットは表1の通りです。
 
表1

メリット デメリット
充電式カイロ ・繰り返し使える
・すぐに温まる
・充電器として使用、温度調節機能など多機能
・充電が必要
・初期費用が高い傾向にある
・温かさの持続時間が使い捨てカイロより短い
使い捨てカイロ ・手軽で使いやすい
・温かさが長く続く
・比較的安い価格で購入しやすい
・1回しか使えない
・温度調節ができない
・ランニングコストがかかる

※筆者作成
 
充電式カイロは、すぐに温まるメリットがあります。モバイルバッテリー機能もついている場合は、かばんに一つ入れておくといざというとき安心でしょう。
 
一方で、使い捨てカイロは衣類の上から貼るタイプ、くつ用などさまざまな種類があるので、目的に応じて使い分けることができます。
 

充電式カイロと使い捨てカイロを1ヶ月毎日使った場合のコスト

充電式カイロは、一つ3500円程度から購入できるようです。某メーカーの充電式カイロを毎日3時間充電した場合、次の計算式に当てはまると1日の電気代は約1円、1ヶ月で約30円です。
 
電気料金:消費電力(キロワットアワー)×電気料金単価(31円/キロワットアワー)
 
一方で、使い捨てカイロは一つ20円程度で購入できます。毎日一個使い捨てカイロを使用した場合にかかる1ヶ月の費用は約600円です。
 
充電式カイロを初めて購入した月は、ひと月に約3530円かかりますが、次の月からは充電時の電気代のみになるため、使い捨てカイロよりも月に約570円節約できることが分かりました。
 
ただし、充電式カイロは利用環境により使用時間が異なるため、1日に数回充電した場合は、電気代が上記の計算よりも増える可能性があります。さらに、充電式カイロは、使い捨てカイロよりも温かさを持続できる時間が短い可能性もあるため、状況により使い分けることで、より効果的にカイロを活用できるでしょう。
 

充電式カイロと使い捨てカイロのおすすめの利用シーン

充電式カイロと使い捨てカイロは、それぞれに適した利用シーンがあり、次のように使い分けると便利です。
 
充電式カイロは電源のオンオフができ、温度調節ができることもあるため、熱くなりすぎるのを防げます。そのため、通勤や通学などの限られた時間でピンポイントに使いたい場合や、建物の中と外を行ったり来たりする日に便利です。デザインや機能も好みのものを選べます。
 
一方で、長時間外にいる日には、温かさを長時間継続できる使い捨てカイロを利用するといいでしょう。電気を使わずに使用できるため、停電時や災害時の非常アイテムとして備えておくと安心です。
 

ランニングコストは充電式カイロの方が安い! 状況によって使い分けよう

充電式カイロは初期費用がかかるものの、一度購入してしまえばあとは充電時の電気代だけで済むため、使い捨てカイロより節約できる可能性があります。電源のオンオフですぐに温まるため、短時間の利用には向いている一方で、使い捨てカイロは温かさを持続できるので、長時間外出する日におすすめです。
 
それぞれのメリットデメリットを理解して上手に使い分けながら寒い冬を乗り切っていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 夫の家事への不安に関するアンケート ライターさん募集