前に弁当屋だった場所が「コインランドリー」になっていました。コインランドリー経営って儲かるのですか?

配信日: 2025.02.06

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前に弁当屋だった場所が「コインランドリー」になっていました。コインランドリー経営って儲かるのですか?
弁当屋やコンビニの跡地にコインランドリーが開店しているのを見かけたことがある人もいるかもしれません。その際、コインランドリーの経営は儲かるのだろうかと疑問に感じたことのある人もいるでしょう。
 
本記事では、コインランドリー経営が儲かるための条件や初期費用の目安、成功するためのコツなどを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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コインランドリー経営が儲かるかは条件による

コインランドリーの経営が成功するかどうかは、立地条件に大きく左右されます。需要が高いエリアに店舗を構えれば安定した収益が期待できるでしょう。
 
例えば、ファミリー層が多いマンション街の近くは有望な立地です。子どもの靴や大きな布団などは、家庭用洗濯機では洗いにくい場合が多いため、コインランドリーの利用頻度が高まると考えられます。また、ペットを飼っている家庭に対してはペット用品専用のコインランドリーの需要もあるでしょう。
 
さらに、共働き世帯が多い住宅地も狙い目です。仕事や家事に追われる忙しい家庭では、家事の負担を軽減するためにコインランドリーが重宝されるケースがあります。人が集まりやすいスーパーや大型商業施設の近くも理想的な立地です。車で来店する人が多いため、大量の洗濯物を持参する人もいるかもしれません。
 
一方で、人口が少ない地域やコインランドリーの需要が見込めない場所、視認性が悪く駐車スペースのない立地では、収益の安定は難しい可能性があります。そのため、立地選びが経営の成功を大きく左右することを念頭に置く必要があります。
 

コインランドリー開業にかかる初期費用の目安

コインランドリーを開業する際には、建設費や内装工事費、機器購入費など、さまざまな初期費用が必要です。20坪程度の規模の店舗を例に、主な費用項目と目安を紹介します。
 

・店舗建設費用:1600万円程度

所有する更地にコインランドリーを建設する場合、一般的には「鉄骨造平屋建て」の構造が採用されます。土地を所有していない場合は土地購入費用も必要になり、収益を確保するためのハードルが高くなるため、事前に慎重な収益シミュレーションが欠かせません。
 

・内装工事費用:1400万~1600万円程度

店舗内の給排水工事や内装工事にかかる費用も重要な初期投資です。
 

・機器購入費用:2000万~2500万円程度

コインランドリーに欠かせない洗濯機や乾燥機などの購入費用は、最も大きな出費項目のひとつです。洗濯機は1台あたり150万円程度、乾燥機付き洗濯機は1台あたり300万円程度です。一方、乾燥機のみの場合は1台あたり約60万円が相場といわれています。
 
そのほか、開店時にはチラシ配布やホームページの作成などの広告宣伝費用も必要です。初期費用は、立地条件や店舗の規模、設備の選定によって大きく変動します。事前に必要な費用を十分に把握し、無理のない資金計画を立てましょう。
 

コインランドリー経営で儲かるためのポイント

コインランドリー経営を成功させるには、立地選びや店舗作りが重要です。例えば主婦(主夫)をメインターゲットにする場合、次のようなポイントに注意しましょう。
 
まず、主婦(主夫)が立ち寄りやすい地域に出店するのがおすすめです。住宅街や小中学校の近く、スーパーの周辺など、日常生活で主婦(主夫)が通るルートを探しましょう。
 
子どもの送り迎えや買い物、通勤などのついでに利用しやすいため、需要が高いといえます。ただし、競合店が多い地域では、集客が難しくなる可能性があることに注意が必要です。
 
車での移動が主流の地域では、車の利便性を重視した立地選びを意識しましょう。交通量の多い道路沿いや、遠くからでも目立つ場所が理想です。片側1車線の左側道路沿いで車が左折しやすい場所はアクセスがよく、駐車場を広めに設けることで多くの人が安心して利用できるでしょう。
 
また、女性が1人でも安心して利用できる店舗作りも大切です。外から店内の様子が分かる明るい雰囲気の店舗にすることで、入りやすさが向上します。さらに、防犯カメラの設置やセキュリティー対策を行い、安全性を確保することで利用者の信頼を得られるでしょう。
 
なお、店舗の清潔さも欠かせません。定期的な清掃を徹底し、常に清潔で快適な環境を維持することで、リピーターの増加につながります。
 

コインランドリー経営が儲かるかは条件次第

コインランドリー経営が儲かるかどうかは、立地選びや店舗作りの工夫によって大きく左右されます。
 
ただし、初期費用は高額になるため、事前にしっかりとした収益シミュレーションと資金計画を行うことが大切です。また、競争の激しい地域や視認性が悪い立地では収益の安定が難しくなると予想されるため、慎重に立地選びを行いましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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