食洗機にすると「年間1万円」ほどの節約に?何年使ったら元が取れるの?
ただし、食洗機の価格や使用頻度によっては、元が取れるまでに長い期間がかかる場合もあるため、注意が必要です。
そこでこの記事では、手洗いと食洗機のコストを比較し、節約効果や元が取れるまでの年数を詳しく解説します。食洗機をお得に活用するコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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手洗いと食洗機それぞれにかかるコストを比較
手洗いと食洗機ではどちらが節約できるのか、かかる電気代や水道代をそれぞれ見ていきましょう。1度に洗う食器の量は家族4人分を想定して、食器24点と小物16点として計算します。
手洗い
食器の手洗いに必要なコストは、以下の通りです。
・洗剤5.7ミリリットル:約2.9円
・水道代51リットル:約13.4円(湯使用の場合)
・お湯を使った場合のガス代:約25.8円
食器を手洗いする場合、水の場合は1回あたり合計で約16円のコストがかかることが分かりました。お湯を使って手洗いした場合はガス代が約25.8円かかり、合わせると約42円のコストがかかります。
1日2回食器洗いをした場合、1日に約84円のコストがかかり、1ヶ月(30日)で約2520円、1年で約3万240円となります。ただし、使用する洗剤や水の量によっては費用が異なる場合もあるため、目安として参考にしてください。
食洗機
食洗機にかかるコストは以下の通りです。
・洗剤5グラム:約4円
・電気代:約20.8円
・水道代8リットル:約1.92円
食洗機を利用して食器を洗った場合にかかるコストは、1回あたり約27円です。1日に2回食洗機を使用した場合1日当たり約54円のコストがかかり、1ヶ月で約1620円、1年で約1万9440円となります。お湯を使った場合の手洗いと比べると、1年で約1万800円の節約が可能です。
ただし、使用する洗剤の量やメーカーによってはコストが異なる場合もあります。
食洗機は何年使ったら元がとれる?
食洗機は搭載されている機能や一度に洗える食器量などによって、金額が変わるようです。今回は、約6万円の食洗機を購入した場合に、何年使用したら元がとれるのか見ていきましょう。
手洗いと比較した際に節約できる金額は、年間で約1万800円のため、5年半ほどで元がとれることになります。ただし、使い方によっては節約できるコストが異なる場合もあるため、参考程度にとどめてください。
食洗機を活用して節約するコツ
食洗機をお得に活用する方法は以下の通りです。
・なるべくまとめて洗う
・予洗いをしておく
・乾燥機能はなるべく使わない
・洗剤の量を守る
食洗機は食器や小物を数十点洗うことを想定して作られているため、なるべくまとめて洗った方がお得です。少ない量で使用すると、かえって電気や水の無駄遣いになる可能性があります。
汚れがひどい食器は、食洗機で洗っても汚れが残ってしまい、洗い直しが必要になる場合もあるため注意が必要です。洗い直しは二度手間になるうえにコストもかかるため、軽く予洗いをしてから食洗機に入れてください。
また、乾燥機能を使用すると電気代がかかるため、節約を意識するならなるべく使わないようにして、手で拭くのもおすすめです。洗剤の量は多すぎると残ってしまったり、逆に少なすぎると汚れが落ちなかったりする可能性もあるため、適量を守りましょう。
食洗機を利用すると年間1万円ほどの節約になる場合もある
手洗いと食洗機にかかるコストを比較してみたところ、食洗機を利用した方が年間で約1万800円節約できることが分かりました。このことから、6万円程度の食洗機を購入した場合、5年半ほどで元がとれることが分かります。
ただし、使用する水の量や電気・ガスのプランなどによっては節約できる額が異なる場合もあるため、あくまで目安として参考にしてください。
食洗機を少しでもお得に使用したい場合は、なるべくまとめ洗いを心がけて、乾燥機能は使わないようにするとよいでしょう。この記事を参考にして、食洗機で節約を目指してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
