食器洗い15分で発生する費用は? お湯と水それぞれの費用を解説

配信日: 2025.02.07
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食器洗い15分で発生する費用は? お湯と水それぞれの費用を解説
冬場「食器洗いが辛い」と感じている人もいるでしょう。夫が食器洗いをしてくれたら助かると思っている人もいるかもしれません。
 
しかし、15分間の食器洗い中、ずっとお湯を出しっぱなしにしていると、ガス代が心配になるのも正直なところです。
 
では、水とお湯で食器洗いをした場合、どの程度の金額の差があるのでしょうか?今回は、それぞれの料金の差を比較し、水洗いのメリットなどもご紹介します。
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食器洗い15分にかかる料金

家族が多いと、その分洗う食器も多くなります。15分間、食器や台所用品を洗った場合、費用はいくらぐらいかかるのか、水洗いとお湯洗いで比較してみましょう。
 

水洗いのみの場合

東京都水道局によると、食器洗いで5分間水を流しっぱなしにした場合の水の使用量はおよそ60リットルであり、15分に換算すると180リットルです。
 
実際の水道料金は、自治体によって異なりますが、日本の水道料金の全国平均は1リットルあたり約0.2円(下水道料金含まず)といわれており、180リットルで36円となります。
 

ガスでお湯を使った場合

お湯で食器洗いをした場合、水道代に加えガス代がかかります。今回は、都市ガスを利用している家庭の場合で計算してみましょう。
 
ガス代の計算方法は「水量×温度上昇÷(熱効率×発熱量)×ガス単価(円/立方メートル)」です。15分間の食器洗いでお湯を使った場合の前提条件を、次のように設定します。

●都市ガスを利用
●水量180リットル
●熱効率:80%
●冬場に6度の水道水を40度まで34度上昇させる
●発熱量:1万750キロカロリー
●ガス料金:204円/立方メートル

計算式に当てはめると、34度×180リットル÷(80%×10750キロカロリー)×204≒142.8円です。水道代に加え、毎日142.8円かかり、1ヶ月に換算すると4284円の出費となります。
 
冬の間、毎月同様の料金がかかると考えると、痛い出費だと感じる人もいるでしょう。
 

食器洗いで水を使うメリット・デメリット

冬場、水での食器洗いは辛いですが、水洗いには水洗いなりのメリットもあります。
 
ご紹介したように食器を水洗いすることで、ガス代の節約ができます。物価高騰の今、これは非常に大きなメリットといえるでしょう。
 
また、魚や肉といったタンパク質の汚れは、水洗いの得意分野といわれています。タンパク質汚れをお湯で洗うと、固まってこびりつきやすくなるようです。まずは水で汚れを落としてから洗うとよいでしょう。
 
しかし、食器洗いの際に水を使うと、油汚れが落ちにくいと感じる人もいるのではないでしょうか。
 
油汚れは、水の苦手分野です。油汚れを落とすために、結果的に普段より多くの水を使っては本末転倒です。油汚れを落とす際は、水温が高い方が汚れが落ちやすく、すすぎもしやすくなります。
 

食器洗いの節約術

せっかく食器洗いをしてくれている夫に対し、「水で洗って欲しい」と言うのは心苦しいでしょう。気分を害することなく、食器洗いを上手に節約する方法として、次のようなことが考えられます。

●洗い桶を用意する
●汚れた食器は重ねず、汚れを拭き取る
●食後すぐにつけ置きする
●お湯と水を適宜使い分ける

洗い桶にお湯をはって、食後すぐにつけ置きすれば汚れが落ちやすくなります。ひどい汚れは拭き取ってからつけ置くと、短時間で汚れを落とせるでしょう。
 
また、お湯と水を適宜使い分けることで、無駄なガス代を使わずに済みます。できそうなことから、試してみましょう。
 

15分の食器洗いでお湯を使わなければひと月におよそ4000円の節約になる可能性も。いろいろな節約法で無理なく出費をおさえよう

冬場の食器洗いの際に、ガスで15分間お湯を出し続けると、1ヶ月に4000円以上の出費になってしまう可能性があります。
 
水洗いには、ガス代の節約になるほか、タンパク質汚れを落としやすくするメリットもあります。
 
とはいえ、冷たい水での食器洗いは辛いものです。そのようなときは、食後すぐに食器をつけ置きする、汚れはあらかじめ拭き取る、水とお湯をうまく使い分けるなど、ほかの節約方法も試してみるとよいでしょう。できる範囲で節約しながら、冬場の食器洗いを乗り切ってください。
 

出典

東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
公益社団法人神奈川県LPガス協会
大阪市 よくある質問と回答【水質】 Q3 水道水の水温について教えてください
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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