「電気ケトル」の購入を検討中。IHやガスコンロなどでお湯を沸かした方がお得?

配信日: 2025.02.08
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「電気ケトル」の購入を検討中。IHやガスコンロなどでお湯を沸かした方がお得?
お湯を沸かすツールに迷う方もいるでしょう。電気ケトルにはさまざまな種類があり、比較的安く購入できますが、お湯を沸かす方法にはIHクッキングヒーター(以下、IH)やガスコンロなどの選択肢もあります。
 
そこでこの記事では、電気ケトルとIH、ガスコンロでお湯を沸かす際のコストを具体的に比較し、それぞれのメリットや注意点について詳しく解説します。電化製品を購入するべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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お湯を沸かすのに一番お得な方法を比較

お湯を沸かす場合どの方法がお得なのか、電気ケトルとガスコンロ、IHを比較してみましょう。それぞれの条件は以下の通りです。

・電気代の単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会を参考に31円/キロワットアワー
 
・沸かす水の量は0.5リットルと1リットル

電気ケトル

始めに、電気ケトルで沸かした場合にかかる光熱費を見ていきましょう。電気ケトルの湯沸かし時間の目安は0.5リットルで約3分、消費電力は900ワットのタイプを例として計算します。
 
900ワット×0.05時間=45ワットアワー=0.045キロワットアワー
 
0.045キロワットアワー×31円=1.395円
 
電気ケトルで0.5リットルの水を沸かす場合、かかる電気代は約1.4円です。1リットルの水を沸かした場合、約6分かかると仮定すると約2.8円の電気代がかかる計算になります。
 
電気ケトルは比較的安く販売されており、2000円台で購入できる商品もあるため、コストをおさえたい方にとっては購入しやすい家電だと考えられます。水を入れてスイッチを押せばお湯を沸かせるため、コーヒーや紅茶をよく飲む人にとっても便利な家電といえるかもしれません。
 

IH

IHの湯沸かし時間はメーカーにもよりますが、0.5リットルだと約80秒となっています。ここでは計算しやすくするために、1分を目安として消費電力が1400ワットタイプの場合を例にして見ていきましょう。
 
1400ワット×0.016時間=22.4ワットアワー=0.0224キロワットアワー
 
0.0224キロワットアワー×31円=0.69円
 
IHで0.5リットルの水を沸かす場合、電気代は1円もかからないことが分かりました。1リットルの水を沸かす場合、約2分かかるという条件の下で計算すると、かかる電気代は約1.3円となります。
 
IHは電気ケトルより早く沸かすことができ、電気代も安い傾向にあることが分かりました。引っ越し先にIHが備えられている場合は、やかんを購入すれば済むため、電気ケトルを購入する必要がないかもしれません。
 
購入する場合は、卓上型だと5000円台で購入できる商品もあるようです。機能が充実しているIHだと1万円以上するようですが、料理をよくする方は購入を検討してみるのもよいでしょう。
 

ガスコンロ

ガスコンロはガスの単価を145.31円/立方メートルとして、20度の水を100度にする条件で計算します。使用するガスは都市ガスです。
 
0.5リットル×80度÷0.8÷10750×145.31=0.67円
 
ガスコンロで0.5リットルの水を沸かした場合も、IHと同様に1円もかからないことが分かりました。1リットルの場合にかかるガス代は、約1.3円です。
 
このことから、ガスコンロも電気ケトルより光熱費を安くおさえられる可能性があることが分かります。
 
ガスコンロを使用する際は、火の取り扱いには十分に気をつけましょう。
 
ここで紹介した電気ケトルやIHは、メーカーによってお湯が沸くまでにかかる時間や消費電力が異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
 

節約するなら「電気ケトル」よりIHやガスコンロの方がお得

0.5リットルの水を沸かした場合、電気ケトルは約1.4円の電気代がかかりますが、IHとガスコンロは1円もかからない傾向があると分かりました。節約を意識するなら電気ケトルではなく、IHやガスコンロを使用した方がお得な可能性があります。
 
引っ越し先に備え付けられている場合は、電化製品代をおさえるためにもIHやガスコンロを活用してみましょう。
 
ただし、使用する電気ケトルやIHによっては湯沸かしにかかる時間やワット数が異なるため、ここでご紹介した時間や料金はあくまで目安として参考にしてください。ガスコンロも利用しているガスや地域によっては異なる場合があります。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
東京ガス ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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