暖冬なので「床暖房」だけで冬を乗り切りたい…!エアコンの暖房をつけずに床暖房だけで過ごしたらいくら節約できますか?

配信日: 2025.02.14

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暖冬なので「床暖房」だけで冬を乗り切りたい…!エアコンの暖房をつけずに床暖房だけで過ごしたらいくら節約できますか?
「今年は暖冬だから、エアコンの暖房は使わずに床暖房だけで乗り切ってみようかな」と考えている方もいるでしょう。
 
床暖房は、足元からじんわりと温まるため、体全体がぽかぽかして快適に過ごせます。しかし、電気代はどれくらいかかるのか、エアコンと比べてどれくらい節約になるのかも気になるポイントです。
 
本記事では、床暖房とエアコンの電気代や、床暖房の電気代を節約するコツなどを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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床暖房とエアコン、つけるならどちらの方が節約できる?

床暖房とエアコン、1日8時間使用したときの電気代を比較してみましょう。電気代の計算方法は、「消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で求められます。また、電力料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた目安単価31円/キロワットアワーとします。
 

床暖房にかかる電気代

床暖房は、部屋の広さの約60%は敷き詰めた方がよいとされているため、12畳のリビングを想定すると約7畳分の床暖房が必要です。某メーカーの床暖房を約7畳分敷き詰めると、消費電力は2052ワットとなります。
 
床暖房を1日8時間使用した際にかかる電気代は、2.052キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=約508.9円です。
 
この金額は床暖房の範囲や種類、電力料金単価によって変動します。
 

エアコンにかかる電気代

某メーカーの9~12畳用のエアコンの消費電力は、1190ワットでした。このエアコンを1日8時間使用した際の電気代は、1.19キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=295.12円となります。
 
今回の試算では、床暖房に比べてエアコンの方が約213.78円節約できることが分かります。ただし、使用している製品や契約している電気料金によってそれぞれの電気代は異なるため、参考程度にしておきましょう。
 

床暖房の特徴

床暖房には、以下のような特徴があります。

●温水式と電気式の2種類
●頭寒足熱で頭はスッキリしたまま暖まる
●足元が暖かく冷え性や高齢者に適している
●室温ムラが少ない
●部屋を広く使える
●ほこりやにおい、空気の乾燥をおさえられる
●水蒸気が発生しないため結露やカビが発生しにくい

ただ、床暖房を設置するためにはリフォームが必要のため、初期費用が高くなる可能性があります。初期費用に見合った効果を感じられるか検討してから、設置するようにしましょう。
 

床暖房の電気代を節約するコツ

床暖房だけで冬を乗り切る場合、以下2つを意識すると節約につながるでしょう。
 
1つ目は、こまめに電源を切ったりつけたりしないことです。床暖房は、冷たい床を温めるために電源をつけたときに一番電力を消費します。そのため、こまめに電源を切ると、その都度、床を温めなおすために大きな電力を消費することになります。家にいるときはずっとつけたままにしておきましょう。
 
2つ目は、床にカーペットや家具を置かないことです。床暖房は、床からでる熱で部屋全体を暖めています。床に物が置かれていると、熱が伝わりにくく、余計に電気代がかかってしまいます。熱効率を上げるために、床暖房を設置した部分にはなにも置かないようにしましょう。
 

1日8時間使用した場合、床暖房はエアコンと比べて200円ほど電気代が高くなる可能性がある

1日8時間使用した場合、今回の試算では、床暖房はエアコンよりも電気代が約213.78円高くなる可能性があることが分かりました。しかし、電気代は使用する製品や契約している電気料金によって大きく変わります。また、床暖房には初期費用がかかるというデメリットもあります。
 
床暖房の導入を検討する際は、メリット・デメリットを比較し、ご自身のライフスタイルや住宅の状況に合わせて最適な暖房器具を選びましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 ・よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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