「朝風呂」に入る夫と「夜風呂」に入る妻と子ども。1日12時間「風呂自動」をつけっぱなしで1ヶ月のガス代はどのくらいかかる?

配信日: 2025.02.15

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「朝風呂」に入る夫と「夜風呂」に入る妻と子ども。1日12時間「風呂自動」をつけっぱなしで1ヶ月のガス代はどのくらいかかる?
風呂自動は、お風呂のお湯の量や温度が設定した数値よりも低くなると自動でお湯をためたり温め直してくれたりしてくれる便利な機能です。家族で入浴時間が異なる場合でも、風呂自動を利用するといつでも温かいお風呂に入れることが魅力です。しかし、そこで気になるのは、風呂自動にかかるガス代でしょう。
 
本記事では、入浴時間の違う家族のために1日12時間、風呂自動をつけっぱなしにした場合のガス代を検証します。風呂自動にかかるガス代を節約するポイントについても解説しますので、光熱費の節約をしたい方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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風呂自動をつけっぱなしにした場合の1ヶ月のガス代

風呂自動は、自動保温(追いだき)と自動たし湯機能が合わさった便利な機能です。
 

・自動保温:お湯の温度が下がった場合に追いだきで温める機能
・自動たし湯:お湯の量が減った場合にお湯を足す機能

 
風呂自動をつけっぱなしにした場合、追いだきでお湯を温めた分のガス代と、たし湯に使用したお湯のガス代がかかることとなります。ここでは、それぞれにかかるガス代について見ていきましょう。
 

追いだきにかかるガス代

一般的にお風呂のお湯は、ふたをしていても2時間で約2度、冬場では42度のお風呂に10分間つかると1度以上温度が下がるそうです。
 
ここでは、朝風呂で30分間湯船につかった後、1時間に平均してお湯の温度が1度下がるとします。朝6時の朝風呂の後、夕方18時の夜風呂まで1時間に一度追いだきを行った場合の都市ガスにかかる費用を次の条件で見ていきましょう。
 
なお、追いだきの場合はすでにお風呂にお湯がたまっている状態で水道代はかからないため、ガス代のみを計算します。
 

お湯の量:180リットル
ガス単価:151.82円
ガスの熱量:約1万750キロカロリー
熱効率:80%
お湯の温度:41度から42度へ上昇させる

 
この条件で計算すると、1回当たりのガス代は3.18円、1日当たりのガス代は約38円です。1ヶ月では約1140円かかることが分かりました。
 

たし湯にかかるガス代

次に、たし湯にかかる費用を次の条件で見ていきます。
 

たし湯の量:20リットル
水の温度:20度から42度
ガスの熱量:約1万750キロカロリー
熱効率:80%

 
これらの条件で計算すると、20リットルのたし湯をするのにかかるガス代は約8円、1ヶ月で約240円です。追いだきにかかる費用と合わせると、1ヶ月で約1380円かかります。
 
ただし、これは追いだきとたし湯にかかるガス代のため、水道代は計算に含まれていません。また、実際のガス代は使用状況や環境により異なるため、目安として参考にしてください。
 

風呂自動に必要なガス代をおさえるためのポイント

風呂自動にかかる電気代を節約するためには、次のポイントを意識してみましょう。
 

・長時間の使用をさける
・設定温度を高くしすぎない
・お湯の量を調整する

 
風呂自動は便利である反面、長時間使用すると思った以上にガス代がかかることがあります。入浴後に一度、風呂自動機能をオフにして、次に入浴するタイミングでオンにするとよいでしょう。
 
また、必要以上に高い温度設定にすると、エネルギー消費が増えてガス代がかさむ原因になります。季節によっても適切な温度は異なりますが、40度前後を目安に設定しましょう。同様に、お風呂にためるお湯の量も必要以上に多くせず、適切な量にすることを意識することが大切です。
 

風呂自動は節約を意識して上手に使おう

風呂自動は、いつでも温かいお風呂に入ることができて大変便利です。ただし、風呂自動は追いだきよりもガス代が高くなる傾向があります。
 
風呂自動機能の利用で光熱費を節約するには、長時間の使用をさける、設定温度を高くしすぎない、お湯の量を調整するなどの工夫が大切です。今回ご紹介した内容を参考に、風呂自動にかかるガス代を上手に節約していきましょう。
 

出典

東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)一般契約料金B表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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