33歳独身、毎月の食費は「5万円」です。同世代“おひとりさま”の食費平均はどのくらいなのでしょうか?
特に、30代などの若い世代では老後の生活のことなどを考えにくいかもしれませんが、今後結婚する可能性なども含めて、お金のことをきちんとしておいた方が安心です。
本記事では、33歳独身者の食費の平均を確認するとともに、食費の節約方法や、若いうちからできる貯金の増やし方についても詳しくご紹介します。
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単身世帯の食費の平均は?
総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」によると、単身世帯34歳以下の1ヶ月あたりの食費の平均は3万8666円です。1ヶ月の平均消費支出が17万281円なので、支出の約23%を食費が占めていることになります。食費の内訳については、表1の通りです。
表1
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 穀類 | 1887円 |
| 魚介類 | 697円 |
| 肉類 | 1682円 |
| 乳卵類 | 933円 |
| 野菜・海藻 | 1652円 |
| 果物 | 560円 |
| 油脂・調味料 | 1035円 |
| 菓子類 | 2687円 |
| 調理食品 | 6605円 |
| 飲料 | 3003円 |
| 酒類 | 746円 |
| 外食 | 1万6886円 |
出典:総務省統計局「2023年家計調査 家計収支編(単身世帯)」を基に筆者作成
今回の事例では「33歳独身で毎月の食費は5万円」ということなので、平均より1万円以上多いようです。どの項目が平均より上回っているのか、実際の家計を表1と照らし合わせてみて確認するといいでしょう。
食費を節約するためのポイント
一人暮らしで食費を節約するためには、金額が大きくなりがちな外食を減らす方法を検討してみましょう。外食を減らして自炊する頻度を増やすことで食費をおさえられる可能性はあります。
自炊する際には、なるべく安い食材を選んだり、特売日を狙って食材をまとめ買いしたりなどして節約するといいでしょう。「仕事が忙しい」などの理由で自炊することが難しければ、お惣菜などの調理済み食材を活用するのもおすすめです。
例えば、ご飯だけ自分で炊いて小分け冷凍しておけば、お惣菜だけ買えばいいので安く済ませられる可能性があります。
また、コンビニよりスーパーの方が安く購入できる商品もあるので、普段コンビニで買い物することが多い人は利用するお店を変えてみるのも一つの方法かもしれません。
計画的に貯金を増やすためには?
将来的に結婚する可能性があることや、老後資金を貯めなければならないことなどを考えると、毎月の収入をすべて生活費に回すのは得策ではないでしょう。計画的に貯金を増やすためには、食費を節約すること以外にもさまざまな方法があるはずなので、チェックしておくことをおすすめします。
例えば、貯金専用の口座を作って生活費とは別に管理したり、月々の収支をアプリで管理したりすると、貯金が貯まりやすくなるかもしれません。思うように貯金ができていない場合は、生活費を見直してみましょう。特に、通信費や保険料などの固定費は見直すことで大幅な節約につながる可能性があります。
また、若いうちに積立式定期預金を始めたり、投資による資産運用を検討したりするのもいいでしょう。
単身世帯34歳以下の1ヶ月あたりの食費の平均は3万8666円
家計調査の結果によると、単身世帯34歳以下の1ヶ月あたりの食費の平均は3万8666円ということです。今回の事例では「月5万円の食費がかかっている」ということなので、平均より月1万円以上高いことが分かります。
結婚資金や老後資金など、今後のことを考えて貯金を増やしたいのであれば、食費の節約方法として外食を減らしたり、買い物にコンビニではなくスーパーを利用したりする方法を検討してみるといいでしょう。
また、食費を節約すること以外にも、計画的に貯金を増やすために貯金専用の口座を作ったり、生活費を見直したりすることをおすすめします。
出典
総務省統計局 2023年家計調査 家計収支編 単身世帯 第2表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
